本国のみならず日本にも多くのファンを持つ韓国のスター俳優ソン・スンホン。日本での新作公開を控えオフィシャルインタビューが到着した。

自身のキャラクターやストーリーに関して「『秘顔』の破格的なストーリーだけでなく、ソンジンという人物がこれまで自分が演じてきたことがなかった新しいキャラクターだったのでとても惹かれました。現実的でありながらも、その中に欲望を隠し持っている滑稽な”欲望の塊”に見えました。そんなソンジンを通して、これまで見せることのできなかった新しい姿を観客の皆様に見せることができる気がして、とても期待が大きかったです」と役を分析しながら答えた。

指揮者役は初めてという彼が一番苦労したシーンが、まさに指揮をするシーン。「映画の中でオーケストラの方々は実際の団員の方であるため、自分の指揮に合わせて演奏をしてくれたかと思うのですが、素振りひとつで音楽のテンポがゆっくりになったり、早くなったりするのを見てとても不思議であったのと同時に緊張もしました。オーケストラを引っ張っていかなくてはいけないという気持ちで責任感を感じながら撮影をしました」と当時の緊張感と共に語る。

2回目の共演であるチョ・ヨジョンと初めて共演したパク・ジヒョンについては「お二人ともこの作品を輝かせてくれる心強い存在でした。チョ・ヨジョンさんはベテラン女優でもあり、『情愛中毒』以来の共演でしたが、変わらず息が合うので安心した雰囲気の中で撮影しました。パク・ジヒョンさんはカメラの前でプロフェッショナルに撮影される姿に驚いたことが多く、そのおかげで一緒に没頭して撮影を終えることができました」と絶賛。




10年前に撮影された『情愛中毒』に続いて、本作でも果敢な演技に挑戦しているが、作品に対する考えはどのように変化したのかと言う問いに対しては「『情愛中毒』は作品選びにおいて選択の幅を拡げることができるようにしてくれた俳優人生において転換点のような作品です。そしてその作品でご一緒したキム・デウ監督に対する信頼がとても大きかったです。そのため、監督にお会いした際にどんな役柄でもやりたいと伝えました、そうして『秘顔』に出会えてとても感謝しています。監督がとても細かくディレクションする方だと知っていたので、『秘顔』を撮影するときには監督の意見を信じて進んだことで素敵な作品に出来上がったのでとても感謝しています」と監督への厚い信頼と感謝を述べた。

最後に観客に向けて「久しぶりに映画でお会いすることができてとてもうれしく思います。『秘顔』は脚本、キャラクターだけでなく音楽まで劇場で見ていただくと没入感が倍となる作品です。その魅力を直接劇場で体感いただけると嬉しいです。これからも皆様とお会いできるのをたのしみにしながら、映画『秘顔』をたくさん応援してください!」と伝えた。

ソン・スンホンがキム・デウ監督と二度目のタッグで新しい姿を披露した映画『秘顔-ひがん-』は、6月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。



STORY:婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ――。
将来有望な指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもある婚約者スヨンの失踪に動揺していた。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。大雨の夜、ソンジンとミジュは、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた―

監督:キム・デウ『情愛中毒』 
出演:ソン・スンホン「エデンの東」  チョ・ヨジョン『パラサイト 半地下の家族』  パク・ジヒョン「財閥 x 刑事」
2024年/韓国/115分/1:2ユニビジョン/カラー/5.1ch/字幕翻訳: 田村 麻美/原題:히든페이스/R18  synca.jp/higan
配給:シンカ/ショウゲート  
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6/20(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開


2025/06/13 17:05 配信
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