キム・スヒョンを訴えた“カセ研”、抗告も棄却

俳優キム・スヒョンに対するストーキング処罰法違反の疑いで、暫定措置を受けたカロセロ研究所(以下、カセ研)のキム代表が抗告(裁判所の決定・命令に不服とする)をしたが棄却された。

 11日(本日)、ある韓国メディアの取材の結果、ソウル中央地方裁判所は、カセ研側がストーキング処罰法違反容疑の暫定措置に不服とし提起した抗告を、10日に棄却した。

 先立って、裁判所はカセ研についてキム・スヒョンのストーキング行為を中断することを命ずる“暫定措置”を下し、カセ研はこれに不服として抗告した。

 カセ研のキム代表は、本人所有の家2軒についても仮差し押さえされた。ソウル中央地裁は今月9日、キム代表名義のソウルの自宅2軒に対する仮差し押さえ申請を認めた。1つのマンションは、キム代表と実姉の共同名義(持分50%)になっており、キム代表の所有持ち分についてだけ仮差し押さえが設定された。請求金額は、各20億ウォン(約2億円)ずつの計40億ウォン(約4億円)である。なおこれに対する債権者は、キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストだ。

 これに先立って、カセ研の口座まで仮差し押さえ申請をし、5月20日に引用された。こちらの債権者は、キム・スヒョンとゴールドメダリストだ。

 カセ研側は、女優故キム・セロンさんが未成年の時代から、キム・スヒョンと交際し、ゴールドメダリストが7億ウォン(約7000万円)を返金しろという内容証明を送り、心的負担を持ったと主張した。キム・スヒョン側がこれを否認すると、すぐに関連証拠としてキム・スヒョンのプライバシーが収められた資料を引き続き暴露した。結局、事務所側はカセ研とキム・セロンさんの遺族、キム・セロンさんの叔母と主張するA氏を、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影物頒布等)などの疑いで告発した。

 しかし、カセ研の暴露が続き、キム・スヒョンはこのような暴露に緊急記者会見を開き、「故キム・セロンさんとの熱愛を否定したのは、tvN『涙の女王』を守るためだった」と打ち明けた。また、「現在カセ研を通じて公開された、故キム・セロンさんの遺族資料は操作されたもの」とし、「故人なら私と年齢差を間違うことができない」と涙を見せた。そして、このような資料を捜査機関に提出したともつけ加えた。

 カセ研側の弁護士は、「キム・スヒョンとゴールドメダリストは、事実関係を明確に明らかにしようと、関係者に対する刑事告訴と民事訴訟提起を決心した」と説明した。続けて、「要請によって遺族、叔母と自称した姓名不明者、そしてカセ研運営者を相手に、情報通信網利用促進および情報保護などに対する法律違反名誉毀損(きそん)の罪で、今キム・スヒョンが言及した鑑定書などを証拠として添付して、訴状を提出した」とし、「この方を相手に合計120億ウォン(約12億円)相当の損害賠償請求訴訟訴状も、ソウル中央地裁に提出した」と知らせた。

 またキム・スヒョン側は、キム・スヒョンに向けられた悪質な投稿をする人たちなども、情報通信網法相名誉毀損罪および、刑法上侮辱罪の疑いで捜査機関に訴状を提出して、キム代表をストーキング処罰法違反の疑いで追加告訴・告発した。カセ研側はキム・スヒョン側のこのような法的対応に新しい録音を公開し、キム・スヒョン側は操作疑惑を提起してもう一度訴状を提出した。

2025/06/11 15:00 配信
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