
ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」でカンジャンケジャンを食べる演技をした俳優パク・ソジュンが撮影場所を提供した食堂の主人を相手に訴訟を提起し勝訴した。 パク・ソジュン側は「食堂の主人が本人の同意なしに該当場面を広告に使った」として「肖像権を侵害した」と主張した。
食堂の主人A氏は「ドラマ協賛社の広報にドラマ写真が利用されるのは取引慣行」と反論したが負けた。 ただ、賠償額は500万ウォン(約52万円)で、パク・ソジュン側が主張した財産上損害60億ウォン(約6憶2千4百39万円)の約0.08パーセントだけが認められた。
2日、法曹界によると、ソウル東部地裁の13民事部(石俊協部長)は、パク・ソジュンがA氏を相手取って起こした損害賠償訴訟で、このように判示した。 裁判所は「A氏がパク・ソジュンに500万ウォンを賠償せよ」とした。 訴訟費用は割り勘にした。
時は2018年7月に遡る。 当時、tvN水木ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」でパク・ソジュンが劇中のガールフレンドであるパク・ミニョンの家族の好感を得るためにカンジャンケジャンをおいしく食べる姿が描かれた。
法的紛争は約1年後のことをきっかけに生じた。 A氏はドラマの中の場面に広告文句を入れた垂れ幕を作った。 「パク・ソジュンがカンジャンケジャンを暴風モクバンした店」「パク・ソジュンも食べて惚れたケジャンのおいしい店」と書いた後、2019年8月から昨年9月まで約5年間食堂内・外部に掲示した。 約6年間、NAVER検索広告も行った。
一歩遅れてこの事実を知ったパク・ソジュン側は、A氏を相手に損害賠償訴訟を起こした。 裁判過程で「A氏は本人の同意なしに該当垂れ幕を食堂内・外部に掲示した」として肖像権を侵害したと主張した。
続いて、A氏の不法行為による財産上の損害が60億ウォンだと主張した。 1年間、通常執行される広告契約金10億ウォンに侵害期間6年をかけた。 また「今後A氏が該当垂れ幕を掲示したり、広告を執行してはならないという命令も下してほしい」とし、「これに違反すれば1回当たり100万ウォンを支給しなければならない」と主張した。
一方、A氏は損害賠償の責任がないと反論した。 A氏側は「垂れ幕に利用された写真はドラマの中の場面ですでに広く公開された写真」とし「パク・ソジュンの社会的評価を毀損しないだけでなく、ドラマ協賛社の広報に該当ドラマ写真が利用されるのは取引における慣行なので肖像権侵害が成立しない」と話した。
裁判所はパク・ソジュン側の一部勝訴判決を下した。 ただ、損害賠償額は500万ウォンだけを認めた。
裁判所は「芸能人の肖像・声明が公開されたとしても、本人の許諾なしに他人の営業に肖像と声明が無断利用されてはならないということは明白だ」としてパク・ソジュンの側の立場を認めた。
500万ウォンを賠償額に決めた根拠として裁判所は「A氏の食堂規模が比較的零細な点と営業業種、肖像権を侵害した形態と期間などすべての事情を考慮した」と説明した。
続いてパク・ソジュンが追加で請求した「侵害行為禁止」請求は棄却した。 裁判所は「現在、この垂れ幕は除去され、検索広告も削除された状態」とし、「命令を下す妥当な根拠がない」と判断した。
現在、同判決は確定している。 1審判決に対して双方とも控訴しなかった。


2025/07/03 07:52 配信
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