韓国金融当局、HYBEのパン・シヒョク議長を検察に告発の方針…HYBE側「法律と規定の遵守を忠実に疎明する」

韓国金融当局が、大手芸能事務所HYBEのパン・シヒョク議長を詐欺的不正取引の疑いで検察に告発する方針だ。この事案は金融委員会傘下の証券先物委員会で議論される見通しだ。

9日、金融当局とエンター業界によると、証券先物委員会の審議機構である資本市場調査審議委員会は先週、HYBEのパン・シヒョク議長の資本市場法違反事件に対する審議を終え、証券先物委員会に事件を渡したという。証券先物委員会は16日に開かれる定例会議でこれを議論。検察への告発は不公正取引の疑いがある個人に下す最高レベルの制裁だ。

金融当局の関係者は聯合ニュースを通じて「パン議長が資本市場法を正面から違反した側面があり、重く見る必要があると見た」と述べた。

HYBEは9日に「弊社の上場過程に関した知らせでご心配をおかけしたことについて申し訳なく思う」と遺憾の意を表した。

続けて「現在提起されている事案に対して弊社は詳細な説明と共に関連資料を提出するなど金融当局と警察の事実関係確認に積極的に協力している」として「多少時間がかかっても当時の上場が法律と規定を遵守して進められたという点を忠実に疎明する」と述べた。

金融監督院は、パン議長に詐欺的な不正取引の疑いがあると見て、調査を進めてきた。先月末には、パン議長を召喚して調べている。

パン議長は2019年、従来の投資家に企業公開(IPO)計画がないとだまし、保有持分を知人が設立した私募ファンド(PEF)に売るようにした。その後、その私募ファンドから持分売却差益の30%を共有してもらうという契約を結び、上場後に4000億ウォン(約430億円)ほど受け取った。この契約は証券届出書に記載されていなかった。

2025/07/09 10:23 配信
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