
映画「仕方ない」のタイトル秘話が公開された。
「仕方ない」は、“すべて成し遂げた”と感じるほどに人生が満足だった会社員“マンス”(イ・ビョンホン)が、突然解雇された後、妻と2人の子ども守るため、苦労して用意した家を守るため、再就職に向けた自分だけの戦争を準備し繰り広げられる話を盛り込む。パク・チャヌク監督の新作だ。
ドナルド・E・ウェストレイクの小説「The Ax(斧)」を原作にするなか、パク・チャヌク監督は長年の夢を実現させたわけだ。2017年にこの作品を、ハリウッドで映画化しようとしたが、製作が白紙になったことがあったりもした。
「仕方ない」は、パク・チャヌク監督自ら「一生のプロジェクト」と言及するほどに愛着を持った作品。
これと関連してパク・チャヌク監督は、「小説の原作を初めて読んで、映画化したいと思ってから20年が経とうとしている」とし、「もちろん、これまでここだけに執着してきたわけではないが、絶えず努力をしてきたが、来てしまった。早くお見せしたい気持ちだけだ」と明かした。
続けて、「小説でミステリージャンルというのが誰が犯人なのか、そのような種類が多いが、謎が解けたらすべて解消されてしまい、一度読んだら再び吟味してみるのは、面白くない」とし、「この作品は、最初から犯罪を犯そうとする人たちも話しで始まり、沿っていくことになる。謎なんてものはない。普通だった普通の人が、社会のシステムから追い出される過程を描写するため、何度もじっくり考えてみても面白さがあった。吟味するだけの価値があった」と付け加えた。
それと共に、「非常に苦々しい悲劇だが、新しい種類の不条理なユーモアを入れる可能性が見えた」とし、「小説もそんな面を持っているが、私が作れば、さらに悲しく笑えるユーモアがたくさん蘇る可能性があると思った」と打ち明けた。
また、パク・チャヌク監督は、「もともとは、タイトルは『首』に変えなければと思った。やむを得ず、『斧』や『首』の2つともタイトルとして使えなくなった。暴力的な解雇という意味よりは、文字通り、残忍な暴力行為、身体毀損(きそん)を連想させて、タイトルを変えた」と、作品名を変更した理由を公開し、「『悪魔を見た』に出演したイ・ビョンホンに対する先入観のために、それが懸念されたためだ」と、冗談を言ったりもした。
あわせて、「新しくつけたタイトルは、卑怯な情緒が盛り込まれている。悪いことはしながらも、合理化する気持ちが込められて、悪く見れば卑怯だが、この人物を覗き見て、憐れみを感じれば、仕方がなかっただろうという切なさがありうると思った」とし、「現代の資本主義社会で整理解雇、構造調整は受ける人の立場でも悲しいことだが、それを行い人たちも、いつも言う言葉は“仕方ない”。各自の理由があるのだ。それが、衝突して作り出す悲劇をお見せしたかった」と説明した。
イ・ビョンホンが多様な感情を一度に感じる妙な経験ができるとほのめかし、パク・ヒスンが、パク・チャヌク監督を置いて、カンヌではない“千万映画”が目標なのかと思っただけに、パク・チャヌク監督の“一生のプロジェクト”「仕方ない」が、観客にさまざまな感情を覚えさせ、商業的にもよい成績を収めることができるか、注目される。
13年ぶりにヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に招待された韓国映画「仕方ない」は、9月24日に韓国で公開される。
2025/08/30 12:19 配信
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp hwaiting.me