＜インタビュー＞イ・ジェギュン、「信じて任せる俳優」…先輩たちの推薦に自ら証明した価値

「信じて見る俳優」、そして「信じて任せる俳優」がいる。どんなキャラクターであれ、本人が演じた役を完ぺきに演じ切る俳優。イ・ジェギュンのような俳優を見て言った言葉だ。

イ・ジェギュンは最近終映したENA「サロン・ド・ホームズ」を通じてクァンソン住公マンションに突然登場した新入警備員のキム・グァンギュ役を引き受け出演した。キム・グァンギュは序盤、怪しい行動で疑いを受けるが、後半に入り「リボンマン」事件の中心軸である役割を引き受け繊細な演技を繰り広げた。

怪しい姿から助力者として、二重的な姿を繊細にうまく描き出したイ・ジェギュンは「キム・グァンギュの痛い事情を知って作品を始めた」として「監督がこの作品がコメディを基盤にしているが、推理劇だと説明してくれた。パズルのような作品だと、計画的にキャラクターを構築してくださった」と説明した。

続いて「視聴者の立場ではグァンギュを見て混乱しなければならなかった。それで『この表情をしてもいいのか』という考えをたくさんした。細かいことまで調整しながらグァンギュのキャラクターを完成させた」と話した。

キャラクターの正体を知って作品を始めたが、彼の演技は「生」そのものだった。彼は「反転がある人物だが、その後まで計算をして演技をするならば他の方向に見えそうだった」として「計算をせずに場面の瞬間瞬間に集中しようと考えた」と説明した。

続けて「グァンギュは普段からおしゃべりでバカみたいで、そのような面がある」として「そのような姿は僕の普段の姿と似ている」と笑った。

イ・ジェギュンは映画「パク・ファヨン」「シャーク：ザ・ビギニング」、tvN「御史とジョイ」などしっかりとした演技力を持つだけに強烈なキャラクターをこなしてきたし、このような演技で印象を残した。

しかし「サロン・ド・ホームズ」では、それまで見せてくれた姿だけでなくミステリーだがコミカルで、また安らかな姿を見せながら新しい顔を出して見せた。その顔が本当のイ・ジェギュンの姿だったとし「グァンギュのバカのような姿が出た時は僕の姿が出てきた。ずっと疑われている時、本当に違うと悔しがる姿は僕の実際の姿だ」と笑った。

劇的な要素が強いキャラクターではなく、実際の姿に近い演技さえ立派にこなしたイ・ジェギュンは「このような演技をするのもとても良かった」と打ち明けた。

両親ももっと喜んでいたという。彼は「母親が作品について多くのことを聞いた。『パク・ファヨン』の試写会に来た時は僕をほとんど見なかった。『サロン・ド・ホームズ』は電話がかかってきて『あなたがリボンマンなのか』と尋ねた」と笑った。

「サロン・ド・ホームズ」は多くの先輩たちと息を合わせた作品だ。その中でイ・ジェギュンの演技も花を咲かせた。イ・ジェギュンはドラマを率いて、また最も多く息を合わせたイ・シヨンに対して「安らかにしてくれた。メールもやりとりした」として「イ・シヨン先輩があまりにもコメディーがお上手だから信じてした。楽しく撮影できた」と話した。

続いて「深刻なシーンを除いてはコメディーということも忘れてはいけなかった。それでコメディーに対する重要性を常に考えていたようだ」と付け加えた。

イ・ジェギュンは撮影現場の裏話も伝えた。彼は「僕が逃げてイ・シヨン先輩が追いかけてくるシーンがあったが、先輩があまりにも運動が上手ではないか。追いつかれてNGが出たことがある」と話し、笑いを誘った。

師匠と弟子で、連続殺人鬼と彼を追う関係で息を合わせたキム・ジョンオ（キム・ヒョンドク役）についても、「普段は本当に善良な顔ではないか。演技を共にしながら、とても尊敬していた。僕は演技を別にしなくても先輩たちについていくだけでよかった」として「多くのことを言わなくても演技的に通じた部分がある。演技を一緒に合わせながら一つ学んでいくという気持ちでやったが、本当にたくさん学んだ」と打ち明けた。

チョン・ヨンジュ、ナム・ギエは以前の一作品で共演したのに続き「サロン・ド・ホームズ」でも縁を継続することになった。

事実「サロン・ド・ホームズ」に合流することになったのは2人の功績が大きかった。印象深かった後輩のイ・ジェギュンをこの作品にそれぞれ推薦したのだ。 2人の俳優に推薦されただけに、ミン・ジンギ監督はイ・ジェギュンに会ってみて、彼の演技力を信じてキム・グァンギュ役を任せることになった。それだけイ・ジェギュンは一緒にした俳優たちが保障する「信じて任せる俳優」だ。

彼は先輩たちの信頼を受けることに対して「もっと熱心にしてもっとよく仕えて礼儀正しくしようと思う」と冗談を言った。

「サロン・ド・ホームズ」は興行の中で終えられただけにシーズン2も制作を確定した。イ・ジェギュンもシーズン1の最後に探偵事務所で一緒にする姿を見せ、シーズン2への合流を予告した。彼は「シーズン2は絶対やる。シーズン1で少し壊れてみたから、もっと壊れてみたい」として「慎重にならずにパッと壊したい。コメディーをした時、とても面白かった。シーズン2ではそのような姿をもっと見せたい」と愛情を示した。