
第82回ヴェネツィア国際映画祭の競争部門に招待されたパク・チャヌク監督の新作「仕方ない」が外信の絶賛を受けた中で最高栄誉である金獅子賞のトロフィーを抱くか関心が集中する。
3日、米国批評サイトのロートン・トマトによると、この日現在、19のメディアが「仕方ない」につけたレビュー点数の評点は100点満点だ。 また、映画祭公式マガジン「シーク・イン・モストラ」の評点は3.6点(5点満点)で、現在まで公開された競争進出作の中で最高点だ。
「仕方ない」は製紙会社に勤めていた会社員マンス(イ・ビョンホン扮)が突然解雇された後、再就職を準備しながら繰り広げる孤軍奮闘を描いたブラックコメディ劇だ。 パク・チャヌク監督が「別れる決心」以後3年ぶりに出した新作で、「親切なクムジャさん」(2005)以後20年ぶりの競争部門への招請だ。
「仕方ない」は先月30日、ヴェネツィア映画祭ワールドプレミア上映会を通じて公開され、約9分間起立拍手を受けた。 英国公営放送BBCは「狂的に愉快な韓国の傑作、ことしの『パラサイト』になりそうだ」と絶賛した。
7日に開かれるヴェネツィア映画祭の閉幕式で受賞の可能性が高いのはもちろん、来年オスカー賞(アカデミー)の有力候補になるという観測も出ている。 米国ワシントンポストは「競争部門最高の映画がどんな作品なのかと尋ねると、ためらうことなく『仕方ない』と答えるだろう」とし「オスカー賞の予測がこの映画に向かわなければならないという考えが確固たるものになった」と評価した。
一方、「仕方ない」は17日に開幕する第30回釜山国際映画祭の開幕作に選ばれた。 韓国内では秋夕(チュソク、中秋節)の連休を控え、今月24日に公開される。 チョン・ジウク映画評論家は「『仕方ない』の外信好評と期待感が韓国内公開後の興行につながるならば下半期映画市場に薫風を吹き込むだろう」と強調した。
2025/09/04 07:50 配信
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp hwaiting.me