
tvNドラマ「暴君のシェフ」で、朝鮮の王と明の使臣が並んで座っていることに“歴史わん曲”という指摘が出ると、すぐに原作者が「公式文書に基づいて、十分に考証した」と反論した。
「暴君のシェフ」の原作WEB小説を書いた作家のパク・グクチェは最近、自身のSNSを通じて、朝鮮時代の国家公式礼法書「国朝五礼儀」の内容を抜粋し、このように明かした。
パク作家は、「賓礼編で見ると宴会は使臣が留まる太平館で成り立ち、使臣の席は東に位置するようになっており、王は西に位置するようになっている」と説明した。
また、「元はと言えば、使臣の席がむしろ上席」とし、「儒教的礼法によれば、方向が序列を意味するが、東が西に比べてさらに高いため」とつけ加えた。
続けて、「明の使臣は皇帝の代理人なので、朝鮮の王より儀典上序列が高い」とし、「これは国力や主権とは何の相関もない。当時、外交的慣例あるいは国際行事で通じるプロトコルのようなものと思っていただきたい」と補った。
先立って、「暴君のシェフ」では朝鮮の宮廷内厨房のシェフたちと、明の使臣にお供したシェフたちが料理で競い合うシーンが流れた。
この過程で、ヨンヒ軍イ・ホン(イ・チェミン扮)が、明の使臣ウゴン(キム・ヒョンムク)扮と並んで座り、食事をして審査する姿が登場する。
これに置いて、オンラインコミュニティーなどでは王と使臣が同じ高さに座るのは歴史歪曲ではないか、という主張が出た。
パク作家は、「国朝五礼儀」」は作中時期からわずか30年前に編纂された国家の公式礼法書」とし、「当時に書かれたそのままで行われた可能性が高い」と一蹴した。
2025/09/22 21:16 配信
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp hwaiting.me