イ・スンギの義父、釈放される

KOSDAQ(コスダック/韓国の証券市場)上場企業の株価を人為的に操作し、数十億ウォン(数億円)台の不当利得を得た疑いで、裁判にかけられた歌手で俳優イ・スンギの義父が、裁判所の保釈(保証金などの条件をつけた釈放)決定により、釈放された。

 去る24日、裁判所によるとソウル南部地裁刑事合意15部は、資本市場法違反などの疑いで拘束起訴されたイ某氏の保釈請求を受け入れ、今月22日に引用決定を下した。

 裁判部は、イ氏に保証金1億ウォン(約1,060万円)の納付を条件に保釈を許可した。保証金は、配偶者が提出する保釈保証保険証券付き保証書で代替可能である。

 それ以外にも、▲誓約書の提出▲居住地の制限▲出国時の事前申告▲関係者との接触禁止▲召喚時の出頭義務などの条件が、共に賦課された。

 先立って検察は、ことし5月にイ氏を含む13人を資本市場法違反などの疑いで起訴した。検察によると、彼らは「先端技術を活用した新規事業を推進する」という内容の虚偽情報を流布し、KOSDAQ上場企業3か所の株価を脹らまして、相場差益を得たことで調査された。

 イ氏は、特に新再生エネルギー企業“クォンタピア”の株価を浮かせる相場操縦に加担した疑いを持たれている。検察は、共犯と共に約50億ウォン(約5億円)台の不当利得を得た状況があると明らかにした。

 また、イ氏は取引停止状態だったクォンタピアの取引再開を手伝うと、ブローカーを通じて韓国取引所関係者に金品を提供し、成功保守として10億ウォン(約1億円)を受け取ると約束した状況も明らかになった。

 それ以外にも、買収合併過程で手に入れた未公開情報を活用して、子ども名義の口座で株式を買収し、約1億ウォン(約1000万円)の相場差益を得た疑いも持たれている。

 イ氏は、ことし6月に開かれた初公判で、疑いを全面否認した。

2025/09/25 20:06 配信
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