
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
イ・サンホが「テプン商事」を狙っていた理由が、1989年の借用証書にあったことが判明した。父の帳簿からその痕跡を見つけたイ・ジュノが、その真実を暴くことができるのか注目が集まっている。
9日に放送されたtvN土日ドラマ「テプン商事」(脚本:チャン・ヒョン/演出:イ・ナジョン、キム・ドンフィ)第10話は、全国平均視聴率9.4%、最高10.6%を記録し自己最高を更新。ケーブル・総合編成チャンネルで同時間帯1位を獲得した。首都圏でも平均9.6%、最高10.9%をマークし、地上波を含む全チャンネルで1位を記録した。(ニールセンコリア調べ)
オ・ミソン(キム・ミナ)が撮影していたフィルムと、裁判所で懐中電灯を使い即席プロジェクターを作ったカン・テプン(イ・ジュノ)の機転により、賄賂事件の無実を立証し、コ・マジン(イ・チャンフン)は罰金刑で釈放された。しかし3人は喜ぶ間もなく、ヘルメットの全量廃棄を防ぐため港へと急行。高速道路工事で道路が封鎖される中、バイクとトゥクトゥクを見つけ出し走り抜け、フォークリフトを止めることで、なんとか通関を成功させた。
だが、廃棄寸前だったヘルメットのうち、無事だったのは500個中140個のみ。ミソンはヘルメットの傷だらけの残骸を見て涙をこらえきれなかった。共に危機を乗り越えたマジンは「オ・ミソン主任は最高の商社マンだった」と励まし、「営業は足で稼ぐものだ」と言い残して、1人タイに残って販売に奔走することに。「手を取り合って壁を越えよう」というテプンの言葉に、営業チーム“テプン商事マンたち”の結束がさらに固まった。
一方、韓国に戻ったテプンを待っていたのは、残高12万ウォンという現実。彼は「必ず戻ってくる」と決意し、父カン・ジニョン(ソン・ドンイル)の手がけた古い「テプン商事」事務所を賃貸に出すことを決めた。そして友人ワン・ナムモ(キム・ミンソク)の居酒屋の一角に「テプン商事2.0」を立ち上げ、「社長として責任を取るための選択だった」と社員たちに頭を下げた。ミソンやマジン、ぺ・ソンジュン(イ・サンジン)は小さな事務所を磨き上げながら、ささやかだが力強い再出発を誓った。
その頃、テプンとミソンのロマンスも新たな局面を迎える。タイで「辛い時や孤独を感じた時、いつもそばにいてくれてありがとう」と真心を伝えたテプンが、ついにミソンにキス。だが、キス=交際と考えるテプンとは違い、ミソンは「付き合おうの一言もないのに…」と戸惑いを隠せない。翌朝の通勤ラッシュでミソンを必死に守りながらも、どこか目を合わせようとしないテプン。すれ違う2人の恋の行方に関心が集まる。
同じ頃、ピョ・パクホ(イ・サンホ)が「テプン商事を譲れ」と執拗に迫っていた理由も明らかに。社員記録カードを確認していた彼は、机の引き出しから1989年の日記帳を取り出し、破られたページを見つめて考え込む。一方、父の帳簿を整理していたテプンも、同じ年の出納帳に破れた痕跡を発見。父の几帳面な性格を知る彼は「間違えたなら線を引いて訂正するはず、破るのはおかしい」と違和感を覚えた。
そして、病室で意識を失ったカン・ジニョンのもとを訪れたピョ・パクホが「どこにあるんだ…受け取ったのか?」と焦燥に駆られる姿が映し出され、謎はさらに深まる。ついに彼がチャ・ソンテク(キム・ジェファ)を問い詰め「俺の借用証書はどこだ!」と怒鳴る場面で、彼の執念の理由が明らかになった。「テプン商事」を手に入れるために仕掛けた数々の策略。その裏に隠された“借用証書”の真実とは何なのか。カン・テプンがこの謎を暴けるのか、緊張感あふれる展開が続いている。
tvN土日ドラマ「テプン商事」は毎週土・日曜午後9時10分から放送中。日本ではNetflixで配信。
2025/11/10 15:09 配信
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