
【公演レポ】「ENHYPEN」、「TOMORROW X TOGETHER」、「CORTIS」、「KiiiKiii」などが出演した「MUSIC EXPO LIVE 2025」4万人が熱狂!
11月3日、東京ドーム(Tokyo Dome)にて、アジアからグローバルに活躍するアーティストが集結する夢のライブ「MUSIC EXPO LIVE 2025」が開催された。
「BE:FIRST」「CORTIS」「ENHYPEN」「HANA」「KAWAII LAB.(FRUITS ZIPPER/CANDY TUNE/SWEET STEADY/CUTIE STREET)」「KiiiKiii」「Number_i」「TOMORROW X TOGETHER」「4EVE」の12組が、日本・韓国・タイから集結し、約4万人の観客を熱狂の渦へと巻き込んだ。
開演時刻を迎えると、期待に包まれた会場にMCの山里亮太(南海キャンディーズ)が登場。テンションの高まる客席に向けて軽妙なトークを展開し、出演アーティストを次々と呼び込むと、ドーム中に大歓声が響き渡った。ステージ背面の大型スクリーンにクローズアップで映し出される出演者たちの姿に、ファンの熱気は一気にヒートアップした。
「KAWAII LAB.」ステージ
オープニングを飾ったのは、日本の“KAWAIIカルチャー”を世界に発信するプロジェクト「KAWAII LAB.」から、8人組アイドルグループ「CUTIE STREET」。
「かわいいだけじゃダメですか?」と古澤里紗のキュートなセリフで会場を沸かせ、ポップなサウンドに乗せて「かわいいだけじゃだめですか?」のステージがスタート。
伴奏の合間には、桜庭遥花が「みなさん、初めまして!『 CUTIE STREET』です。最高に楽しんでいきましょう!」と元気にあいさつ。
カラフルでふんわりとした衣装と弾むようなサウンドに、ファンのコールと色とりどりのペンライトがシンクロし、ボルテージは一気に上昇した。
続いて登場した7人組アイドルグループ「SWEET STEADY」は、恋愛中のモヤモヤをテーマにした「YAKIMOCHI」を披露。
“私じゃなきゃイヤ!”という素直な感情を込めたパフォーマンスで観客の心を掴んだ。
続く「CANDY TUNE」は、「倍の倍の倍の…」のフレーズが耳に残るバズソング「倍倍FIGHT!」を披露。
疾走感あふれるメロディと早口言葉のような歌詞に、観客のコールも完璧にそろう。
そして7人組「FRUITS ZIPPER」は、自分をアップデートして憧れの姿へ変わっていく様子を描いた「かがみ」を披露。軽快なリズムとキュートな振り付けでファンを魅了した。
「KAWAII LAB.」の最後は、「FRUITS ZIPPER」の代表曲「わたしの一番かわいいところ」を、プロジェクト全員で披露。
色とりどりのドレスに包まれたメンバーたちが、ステージいっぱいに咲き誇るような華やかなステージで会場を彩った。
「KiiiKiii」ステージ
ことし3月にデビューした韓国の5人組ガールズグループ「KiiiKiii」は、シティポップ調の楽曲「DANCING ALONE」からスタート。
初々しさが弾けるようなエネルギッシュなダンスで、彼女たちのナチュラルで爽やかなコンセプトにぴったりの清涼感あふれるステージを披露した。
「みなさん、楽しんでいますか? 東京ドーム、まだまだ盛り上がっていきましょう!」と元気よく叫ぶと、
さっきまでの爽やかさとは一転、ラップを中心としたクールな「BTG」のステージへ。
スピーディーなビートと低めのボイスで力強くラップを繰り出し、観客の視線を釘付けにした。
花道先の中央ステージへ移動したメンバーたちは、自分らしさを貫く少女の想いを込めた「I DO ME」を披露。
グルーヴ感のあるリズムに乗せて、はつらつとしたパフォーマンスを展開し、「KiiiKiii」ならではの多彩な魅力を余すことなく見せつけた。
「BE:FIRST × ENHYPEN」スペシャルステージ
スペシャルコラボステージでは、「BE:FIRST」と「ENHYPEN」が登場。
「Masterplan」と「Bite Me」の振り付けについて、「ENHYPEN」のNI-KIは「振り付けを覚えながらカッコよすぎてびっくりしました。振り付けは難しかったです」と語り、「BE:FIRST」のSOTAも「ENHYPEN」の楽曲について「難しすぎて苦戦しました。自分たちの曲では味わったことのないスタイル」と振り返った。
ステージ上では両グループが息を合わせ、この日限りの特別なパフォーマンスを披露。
互いの持ち味を融合させたダンスで、新たな魅力を放ち、会場には大歓声がこだました。
「CORTIS」ステージ
ことし8月18日に韓国でデビューした5人組ボーイズグループ「CORTIS」。
ステージのビジョンに「CORTIS」の文字が浮かび上がった瞬間、会場は一気に熱を帯びた。
浮遊感のあるギターリフが空間を包み込む中、「東京ドーム盛り上がれ!」という声とともに「What You Want」がスタート。
無邪気で勢いのあるパフォーマンスで、若さあふれるエネルギーを解き放った。
「僕たち日本に来ました!」と日本語で元気いっぱいに叫び、東京ドームのステージを喜ぶ姿も印象的だった。
続く「JoyRide」では、ノスタルジックで情緒的なギターサウンドとおぼろげなボーカルが重なり、幻想的な空間を演出。
「GO!」では、ミニマルなトラップリズムとシンセサウンドが跳ねる中、花道を軽やかに進み、ファンの掛け声と完璧にシンクロ。
そして、重低音とトラップビートが響く「FaSHioN」へ。畳みかけるようなラップと緩急ある展開で、自分たちの個性を刻みつけた。
「またね!」と再会を約束し、ステージを後にする姿に観客から大きな拍手が送られた。
「4EVE」ステージ
タイの7人組ガールズグループ「4EVE」が登場。T-POPガールズグループのトップとして国内外で活躍している彼女たちは、ピンクの艶やかな衣装に身を包みステージへ。
「What’s Up TOKYO! TOKYO scream!」と叫ぶと、「Keep a Secret」のステージがスタート。キャッチーなメロディとダンスビートに乗せ、少しミステリアスで情熱的なパフォーマンスを展開し、会場を一気に惹き込んだ。
続く「Situationship」では、軽やかに弾むピアノリフが場内に響き渡る中、「こんにちは! 私たちは『4EVE』です!」と日本語であいさつ。
明るく可愛らしい雰囲気で会場を盛り上げ、「みんな大好き!」と叫ぶ姿に大歓声が沸き起こった。
最後はHannahが「みんな楽しんでいますか? 次がラストソングですが、みなさん“Hot 2 Hot”と叫んで!」と力強く呼びかけ、人気曲「Hot2Hot」のパフォーマンスへ。
扇子を使ったしなやかで妖艶なダンスが印象的なこの曲では、恋の駆け引きをテーマに熱気あふれるステージを展開。
「コップンカー(ありがとうございます)」とタイ語で感謝を伝え、「日本大好き!」と笑顔でステージを後にした。
「HANA」ステージ
オーディション番組「No No Girls」から誕生し、ことし4月に日本デビューした7人組ガールズグループ「HANA」。
CHIKAの「Are you ready! Make some noise!」という掛け声から、1曲目「Drop」がスタート。
ダークで力強いビートに乗せたラップとクールな表情で、「HANA」の芯のある魅力を見せつけた。
続く「My Body」では、幻想的で軽やかなリズムに乗せ、自分自身を大切にする“セルフラブ”のメッセージを表現。1曲目とは異なる柔らかな表情で観客を引き込んだ。
花道を歩きながら、NAOKOが「みなさん、ありがとうございます。『HANA』です。次の曲、よければ一緒に歌ってください」と呼びかけると、「Blue Jeans」のステージへ。
温かみのあるギターサウンドとメンバーの柔らかな歌声が重なり、会場に一体感が生まれた。
そしてラストはCHIKAが「次の曲は私たちの大切な曲です」と紹介したメジャーデビュー曲「Rose」。
ラテンリズムに乗せ、情熱的で力強いパフォーマンスを披露。
花が咲くようなフォーメーションでフィナーレを飾り、会場を熱狂させた。
「Number_i × TOMORROW X TOGETHER × CORTIS」スペシャルトーク
熱いパフォーマンスの合間には、豪華アーティストによるスペシャルトークも行われた。
「Number_i」「TOMORROW X TOGETHER」「CORTIS」がステージにそろうと、会場は大歓声に包まれた。
「Number_i」の岸優太は「歓声がすごいですし、アジアのいろんなアーティストさんとご一緒できてめちゃめちゃ楽しませていただいています」と笑顔でコメント。
「TOMORROW X TOGETHER」のBEOMGYUは「去年に続き出演できてうれしいです。ことしはたくさんのファンの皆さんと過ごせて幸せです」と語った。
初参加となった「CORTIS」のJUHOONは「デビューして間もないのに、こんなに大きなステージに立ててワクワクしています」と話し、観客から温かい拍手が送られた。
「CORTIS」のSEONGHYEONが「メンバー同士で意見が分かれたときはどう解決しますか?」と質問すると、「Number_i」の神宮寺勇太は「とことん話し合います。最終的にはリーダーが決めます」と回答。
岸優太が「ちょっと盛ってます(笑)。3人でしっかり話してます」と笑いを誘った。
さらに「TOMORROW X TOGETHER」のTAEHYUNは「意見が分かれたら強いほうが勝ちます。たぶん僕です」と日本語で冗談を交え、会場を笑いの渦に包んだ。
最後に「Number_i」の平野紫耀が「MUSIC EXPOはまだまだ続きます。僕たちも全力で楽しみたいと思います」と呼びかけ、次のステージへの期待を高めた。
「ENHYPEN」ステージ
「MUSIC EXPO LIVE 2025」の後半は、韓国7人組ボーイズグループ「ENHYPEN」のステージからスタート。
会場が真っ赤なライトに染まる中、メンバーが登場すると、ドーム全体が揺れるほどの大歓声が響き渡った。
1曲目は「Bad Desire (With or Without You) [Japanese Ver.]」。
エッジの効いた力強いビートとダークファンタジーな世界観が広がる中、スタイリッシュで魅惑的なパフォーマンスでファンの心を掴む。
続く「Fatal Trouble」では、メンバーがステージに横たわるフォーメーションから曲が始まり、幻想的なピアノサウンドとともにセクシーさが加わった演出で、場内の熱気はさらに高まった。
「No Doubt (Japanese Ver.)」では、真っ白な衣装とライトが輝く中、キャッチーなビートに合わせてファンも一緒に歌い、会場が一体となった。
パフォーマンス後、NI-KIが「東京ドーム、ただいま!」と笑顔であいさつ。
「ENHYPEN」にとって東京ドームは、2回目のワールドツアーで初の単独公演を行った思い出の地だ。
JAYは「ファンのみなさんがサプライズである曲を歌ってくれました。その時、全員で泣いた気がします」と振り返り、その思い出の曲「BLOSSOM」を披露。
優しく透き通ったボーカルとエモーショナルなラップで、愛する「ENGENE」への想いを丁寧に届けた。
「Shine On Me」では、「星が光り夜空照らし〜」という歌詞に合わせて、ペンライトが揺れ、ファンとの繋がりを感じる温かな一体感が生まれた。
最後は「Sweet Venom」「Brought The Heat Back」を披露。グルーヴ感あふれるファンクサウンドに合わせ、キレのあるダンスで会場を熱狂の渦に包み込んだ。
「BE:FIRST」ステージ
日本人ボーイズグループ「BE:FIRST」のステージでは、緊迫感漂うイントロが流れ出すと同時に、メンバー登場に大歓声が沸き起こった。
1曲目はR&Bチューン「Secret Garden」。
ゆったりとしたグルーヴとキレのあるダンスが絶妙に融合し、観客を魅了。続く「Mainstream」では、タイトなビートとラップで“新時代を切り開く”意志を力強く表現した。
その勢いのまま「Milli-Billi」「Boom Boom Back」へ。
疾走感と迫力あるパフォーマンスで会場を熱くし、「未来へ突き進む姿」を体現した。
ファンの熱気に包まれ、「楽しい!」と声を上げるメンバーたち。
SHUNTOは「音楽が大好きなあなたに向けて歌わせていただきます。何かに夢中になることは素敵ですね!」とメッセージを送り、「夢中」を披露。
ソウルフルで前向きなエネルギーがあふれ、会場は優しい一体感に包まれた。
最後は「THE JACKSON 5」の名曲「I Want You Back」のカバー。
ポップな原曲に「BE:FIRST」らしいヒップホップテイストを加え、希望に満ちたステージで締めくくった。
「TOMORROW X TOGETHER」ステージ
「Next Artist、TOMORROW X TOGETHER」と紹介されると、悲鳴のような歓声が広がる。
跳ねるビートの「Upside Down Kiss」でステージが幕を開け、唇をなぞる振り付けでファンを魅了した。
続く「Beautiful Strangers [Japanese Ver.]」では、鋭いシンセサウンドと儚くも力強い歌声が幻想的な空間を生み出し、観客を惹き込んだ。
MCではHUENINGKAIが「東京ドームはとても広いですね」と感慨深げに語り、「YEONJUN」が「僕たちからも皆さんがよく見えていますよ」とファンへ優しく声をかけた。
SOOBINは「次の曲はぜひ歌詞に注目して聴いてください」と語り、「Where Do You Go?」を披露。
爽やかなバンドサウンドに乗せ、前向きなメッセージを届けた。
「5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese Ver.]」「きっとずっと(Kitto Zutto)」では、疾走感とエネルギーあふれるステージでファンを熱狂させた。
トークではBEOMGYUとSOOBINが日本語のダジャレを披露。
「電話にでんわ」「しょうがないな〜」などユーモラスなトークで観客を笑顔にした後、エレクトロファンクナンバー「Can’t Stop」でクライマックスへ。
爽快なサウンドとキレのあるダンスで会場を熱狂させた。
「Number_i」ステージ
ラストを飾ったのは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人による「Number_i」。
ステージに炎が吹き上がり、強烈なビートが響く中、ヒップホップナンバー「GOAT」からスタート。
「We are Number_i!」と叫び、荒々しいラップで観客を圧倒した。
続く「FUJI」「INZM」では観客をあおりながら圧巻のパフォーマンスを展開。
ノイジーなギターサウンドに乗せて「Number_i!」コールがドームに響いた。
「SQUARE_ONE」「Numbers」「未確認領域」と続き、最後は90年代の空気感漂う「i-mode」でフィナーレ。
「i-modeな君といたい それだけでいいよ」と、ファンへの愛を込めた歌詞を届けた。
「また会いましょう!」「ありがとう!」と笑顔でステージを締めくくり、温かい余韻を残した。
すべての出演者のパフォーマンスを終えると、全アーティストがステージに再登場。
観客に手を振りながら感謝の気持ちを伝え、夢のような一夜が幕を閉じた。
「MUSIC EXPO 2025」は、NHK総合テレビで12月12日(金)夜10:30〜放送予定。
拡大版はBSP4K・BSで年末年始にオンエア予定。
▼オフィシャルサイト
http://musicexpolive.com
▼オフィシャルSNS
https://www.instagram.com/musicexpolive/
https://x.com/musicexpolive
https://youtube.com/@musicexpolive2025
▼主催
MUSIC EXPO LIVE 2025実行委員会
▼企画・制作
NHKエンタープライズ、STARBASE


















2025/11/11 17:36 配信
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