
香港の高層アパートで甚大な人命被害を伴う火災が発生したにもかかわらず、CJ ENM主催のアジア大衆音楽授賞式「MAMA AWARDS」は開催を強行する方針を決定した。
CJ ENMは27日、「華やかな演出よりも慰めと希望を伝える公演となるよう、全体の舞台構成と進行に慎重を期して準備を進めている」と発表した。アジア最大の音楽祭として知られる「MAMA AWARDS」は熟考の末、授賞式の開催を決定するとともに、惨事の被害者への寄付も行う予定だ。主催者側は、「『Support Hong Kong(香港を応援)』メッセージを加え、共に悲しみを分かち合い追悼する時間を設け、被害者支援のため寄付で力を添えたい」と述べた。
音楽業界によると、CJ ENM側は同日午前、状況の深刻さを認識し対応策を協議する過程を経た模様。授賞式に出演するアーティストにもこの事実が伝えられ、一部のステージは修正され花火や特殊効果、レッドカーペットイベントは中止されることが明らかになった。香港英字紙のザ・スタンダードは、「花火の特殊効果は公演から除外され、レッドカーペットイベントも中止となる」「オープニングに黙祷の時間が追加され、録画放送される予定だ」と報じている。
ことしの「MAMA AWARDS」は、28日から29日の2日間、香港の大規模公演会場カイタック・スタジアムで開催される。既に出国した出演歌手たちは前日にリハーサルも終えていまる。しかし、現地は依然として厳しい状況にあり、同日午後現在で死者55名、行方不明者約300名に達している。音楽業界内でも、大規模な惨事が発生した状況で大規模な音楽祭を開催することは適切ではないという見方も出ている。
CJ ENM側は「音楽が持つ癒しと連帯の力を信じている」とし、「最後まで責任感を持って最善を尽くす『2025 MAMA AWARDS』になる」とコメントした。
ことしの「MAMA AWARDS」には、「BABYMONSTER」「ENHYPEN」「Hearts2Hearts」「TWS」「Stray Kids」「ZEROBASEONE」、G-DRAGON(BIGBANG)など、数多くのK-POPトップスターが出演する予定だ。
2025/11/28 07:34 配信
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