【公式】キム・スヒョンと故キム・セロンさんの報道番組、「判断難しく放送中止」…SBS側が発表

SBSの時事番組「知りたい物語Y」は、俳優キム・スヒョンと故キム・セロンさんに関する疑惑を取り上げる予定だったが、放送を取りやめた。

SBS関係者は1日、イーデイリーに対し「通常4〜5つのテーマを準備し、そのうち3つを放送している」と述べた上で、「双方の主張を検討した結果、判断が難しい部分があり、放送しないことを決定した」と説明した。

同日、故キム・セロンさんの遺族側代理人である法務法人ブユのブ・ジソク弁護士は、「SBSの調査番組から11月8日土曜日、突然、本件に関するインタビュー要請があった」と明かした。さらに「調べてみると、すでにキム・スヒョン氏側のインタビューは全て終え、放送準備の最終段階(11月14日金曜日放送予定)になってから要請があった。我々は捜査機関からのメディア接触自粛勧告があった状況で大いに悩み、その末にインタビューに応じた」と説明した。

ブ弁護士は続けて、「放送4日前の11月10日月曜日にインタビューが行われ、故キム・セロン氏が未成年だった頃にキム・スヒョン氏と交際していたという一部資料を提供すると同時に、番組を中立的に扱うよう要請した」と語った。「その後、SBSプロデューサーは我々のインタビューの翌日である11月11日火曜日、コ・サンロク弁護士に再反論権を与えると告げ、我々が提供した一部資料をそのままコ弁護士に提示したことも確認された。しかし、放送まで2日と迫った11月12日水曜日、我々は突然放送が中止になったとの連絡を受けた」と報告した。

さらに「コ・サンロク弁護士はSBSプロデューサーを通じて我々が提示した一部資料を見た後、突然『資料を公開するな』と態度を転換し、キム・セロン氏遺族側に対し『資料を公開すれば民事・刑事上の措置を取る』『逮捕理由になる』といった脅迫的なメディア戦術を一方的に展開した」と述べた。これを受け、「捜査機関のメディア接触自粛勧告にもかかわらず、コ・サンロク弁護士の度を超えたメディア戦術が続いたため、故キム・セロン氏の母親は11月26日、プレスリリースを通じて初めての公式声明を発表することになった」と述べた。

声明によると、遺族側はSBS側に故人のメモを提供したが、これを見たコ弁護士が「ねつ造」というレッテルを貼っているとし、「コ・サンロク弁護士には、ご自身のキャリアのために我々にねつ造のレッテルを貼るのではなく、近く発表される捜査機関の捜査結果を待ってほしいと心からお願いする」と強調した。

これに先立ち、故キム・セロンさんの遺族とYouTubeチャンネル「ガロセロ(縦横)研究所(以下、「ガセヨン」)」は、故キム・セロンさんが未成年だった頃からキム・スヒョンと交際していたと主張していた。キム・スヒョンの所属事務所であるゴールドメダリスト側はこれを直ちに否定したが、「ガセヨン」は暴露を裏付ける証拠だとして、キム・スヒョンのプライベートに関する写真を連日公開した。

これに対し、キム・スヒョン側は法的措置を開始した。ソウル中央地方裁判所は「ガセヨン」に対し、キム・スヒョンへのストーキング行為を中止する「暫定措置」を命じ、「ガセヨン」はこれに不服として控訴したが、棄却された。

続けて、遺族側の代理人であるブ・ジソク弁護士と「ガセヨン」は記者会見を開き、故人がことし1月にキム・スヒョンと未成年だった頃から交際していたという内容で知人と交わした対話の録音を公開した。しかし、キム・スヒョン側は、当該録音は人工知能(AI)によってねつ造されたものだと主張している。これに対する韓国科学捜査研究院の鑑定結果はまだ発表されていない状況だ。

キム・スヒョンの刑事事件を新たに担当することになった法務法人ピルのコ・サンロク弁護士は、本件の核心は証拠ねつ造であるとし、「キム・スヒョン氏は故キム・セロン氏が成人になる前に、一日たりとも交際した事実はない」と強調した。

2025/12/02 07:37 配信
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