
ハン・インソプ ソウル大学法学専門大学院名誉教授が、少年犯出身という論争の末に引退を宣言した俳優チョ・ジヌンについて「非常に誤った解決策だ」と立場を明らかにした。
ハン教授は7日、自身のフェイスブックを通じて「チョ・ジヌンの場合、少年期に過ちを犯し、それに応じた法的制裁を受けた」とし、「その少年(チョ・ジヌン)が暗い過去にとらわれず、数十年間努力して社会的な認定を受ける水準に至ったことは称賛されるべきだ」と述べた。
続けて、「今も暗闇の中をさまよう青少年たちにも大きな指針であり、手本になり得る」とし、「誰かが何かの攻撃のために──個人的動機であれ、政治的動機であれ、扇情的動機であれ──数十年前の過去を引っ張り出し、現在の成果を生き埋めにしようとするのであれば、社会的に厳しい非難を受けるべき対象はその芸能人ではなく、そのメディアだ」と主張した。
さらにハン教授は「このような生き埋めの試みに対し、チョ・ジヌンが一切の活動を中断するとしたのは非常に誤った解決策だ」とし、「そのような試みには生き埋めにされず、立ち向かう姿で堂々と立つべきだ」と助言した。
また「彼が好んだ独立運動家たちについて、日帝はどのような個人的弱点をつかんで大義をねじ曲げ、生き埋めにする策略を用いたか思い出すべきだ」とし、「芸能人は大衆の人気を意識しなければならないため、ある意味で最も脆弱な存在だ。周りに流されて石を投げる愚かさに加担せず、賢明に是非を判断しよう。挑戦と挫折を乗り越える、もう一つの人間像を彼から見たい」と締めくくった。
先立って5日、Dispatchは情報提供をもとに、チョ・ジヌンが高校時代に車両窃盗と性暴行事件を起こし、少年院に送致されたと報じた。また俳優デビュー後にも暴行や飲酒運転の前歴があると伝えた。
論争が広がると、チョ・ジヌンは過去の一部の過ちを認めつつ、性暴行への直接関与の疑惑については否定した。
その後チョ・ジヌンは「私の過去の不祥事により、私を信じて応援してくださった皆さんを失望させたことを深くお詫びする」とし、「すべての叱責を謙虚に受け止め、きょうをもってすべての活動を中断し、俳優としての道に終止符を打とうと思う」と明らかにした。
引退決定についてチョ・ジヌンは「これが私の過去の過ちに対して負うべき当然の責任であり、道理だと考えている。今後、一人の人間としてまっすぐ立てるよう最善を尽くして自省したい」と述べた。
2025/12/07 19:34 配信
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