<インタビュー>「ナインパズル」主演ソン・ソック、監督を越えた関係のユン・ジョンビン監督や共演キム・ダミとの制作秘話を明かす

韓国俳優ソン・ソックがユン・ジョンビン監督に向けた気持ちを表わした。

ソン・ソックはDisney+オリジナルシリーズ「ナインパズル」を通じてユン・ジョンビン監督と初めて作品を共にした。先日の「ナインパズル」制作発表会でソン・ソックはユン・ジョンビン監督の長年のファンだったと告白した。

最近、ソウル市内のカフェで行われたヘラルドPOPとのインタビューで、ソン・ソックはユン・ジョンビン監督が、自分にとって人生の助言者になったと明らかにした。

ソン・ソックは「台本を読む前にシノプシスを見て出演を決めました。ユン・ジョンビン監督の大ファンであり、監督が私に会おうと言ってくださったのが光栄に思ったからです」と話す。

続けて「推理物は自信がないと言うと、監督がそれは自分を信じて来れば良いと言ってくださいました。台本もそれなりに挑戦する意識だったんですが、監督のためにしたようなものです」と伝えた。

何よりもユン・ジョンビン監督はソン・ソックをよく知らなかったが、妻の勧めで会うことになったという。

これに対してソン・ソックは「監督が最初に『私はあなたのことをよく知らなかった』とおっしゃったんです。奥様が推薦してくださったそうです。奥様の目が正しかったですね」と冗談を言って笑いを誘った。

それと共に「多くのアイディアを出して楽しく撮影したんですが、学生の立場でたくさん学ぼうという感じで臨みました。演技を学ぶということではなく、1つの作品を作るノウハウや態度、このような全般的なことを学びながら私にとっては今、ユン・ジョンビン監督は監督であり助言者です。社会生活をする時や俳優以外のことも監督にたくさん聞いてみる。答えを明快にしてくださる方なので、私にはもう人生の先輩であり助言者になりました」と打ち明けた。

また本作で女優キム・ダミと共演し、2人のかけ合いが魅力的だった。

これについて「最初の台本はもっと固いものでした。捜査に集中し、感情の幅が小さく、はるかにモノトーンに近い人物だったんですが、イナ(キム・ダミ扮)との関係のおかげで、少しクールな男になりました。2人でハンセムはクールな男だとよく言っていました。感情に正直な、より透明な人になったと思います」と秘話を公開した。

続いてキム・ダミについて「ダミは情熱的な人ですね。アイデアが本当に多くて、やりたいことも多いんです。最初から自分がやりたいキャラクターが明確でした。序盤はダミが何をしたいのか確固としていて、私はよく分からないから、ダミがとても細かなことまでアイデアをたくさんくれました」と明かした。

また、ソン・ソックは「途中でハンセムの自宅をベースキャンプにしてからは私がずいぶん引っ張りました。ハンセムのキャラクターを序盤にクールな男に設定しておいたので、意外性を持っていきやすかったですね。その時は私もアイディアをたくさん出しました。後に楽になったので、撮り終わると、どうしたらもっと良くなるかモニターを見てほしいと頼み、助言をたくさんしてくれました。すると、監督にダミがやってみろと言われたからと『もう一度撮ってもいいか』と言って、撮ったこともありました。こんなふうにダミに寄りかかりながら進めていきましたね」と打ち明けた。

それと共に「ダミも私も不自然なのが好きではないんです。うわべだけ飾るのようなものがなく、淡泊ですね」と明らかにした。

一方、ユン・ジョンビン監督とソン・ソック、キム・ダミがタッグを組んだ「ナインパズル」は、10年前の未決事件の唯一の目撃者であり現職プロファイラーであるイナ(キム・ダミ)と彼女を最後まで容疑者だと疑う強力チーム刑事ハンセム(ソン・ソック)が謎のパズルのかけらと共に再び始まった連続殺人事件の秘密を暴く推理スリラー。


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2025/06/05 16:44 配信
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