【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める 撮影:田中聖太郎写真事務所

「NCT 127」が5月22日(木)、東京ドームにて「NCT 127 4TH TOUR’NEO CITY : JAPAN – THE MOMENTUM’」を開催。「NCT 127」は今年1月にソウル公演を皮切りに、アメリカやアジア15カ国24公演を重ね、ついに東京でファイナル公演を迎えた。

ツアータイトルの「THE MOMENTUM」には、ワンチームとして強い推進力と一体感を持って進んでいくという意味が込められている。メンバーだけではなくシズニ(「NCT」のファン名)との一体感はオープニング前から感じられた。

開演直前、場内の明かりが薄暗くなると、「Walk」が流れ、客席は一斉にグリーンの海に染まる。リズムに合わせてペンライトが波打ち、ファンの掛け声も高まっていく。開演時間ぴったりに曲の音量が一気に上がると、音楽をかき消すほどの歓声とファンのカウントダウンが始まった。
オープニング映像では、メンバーがとある目的地へ突入するために銃撃戦を繰り広げ、手榴弾を投入後にガスマスクを装着して前進する様子が描かれた。敵の壁を乗り越え、突破したメンバーたちがガスマスクを外すと、会場の大型ビジョンにメンバーのクローズアップが映し出された。

ステージ中央にSWAT風スタイルに身を包んだ6人が現れると、まるで会場全体が揺れるかのような歓声が響き渡った。ジャニーの重厚なボイスで「Gas Gas…」と始まると同時に、マークのキレと抜け感のあるフロウで観客を引き込み、ジョンウやヘチャンといったボーカルラインが、滑らかで繊細な歌声で空間を包み込む。ステージが瞬く間にスモークで覆われ、メンバーの姿が見えなくなる中、歌声だけが会場に響き渡った。そしてスモークの中から、次々に姿を現すメンバーたちは、1曲目に「Gas」を披露。NCT 127の躊躇なく前進する強い志を、鋭い眼差しと力強いパフォーマンスで会場を一気に熱くする。
「Faster(Short Ver.)」のステージでは、ダイナミックで歪みの効いたビートが響く中、ゆったりとした動きでありながらも力強いエネルギーが感じられるパフォーマンスを展開。冷たくざらついたノイジーサウンドが空間を支配すると、ユウタが「行こうぜ東京!」とファンを煽り、そのまま「Bring The Noize」へ。荒々しいラップとエモーショナルなボーカルが交錯しながら、メンバーが客席中央に続く花道の方へ少しずつ前進していき、メンバーとシズニとの距離が近づくにつれ、歓声はさらに大きくなった。

続いて、「一緒に歌って!」と呼びかけると、「2 Baddies」のステージがスタート。シズニの掛け声は一層熱を帯び、ヘチャンは早くもジャケットを脱ぎ捨て、全身全霊でパフォーマンスに挑む。
4曲をノンストップで駆け抜けた後、ビジョンにはメンバーがエレベーターに乗り込む映像が映し出され、物語は次のステージへ。しかし、彼らの前に待ち構えていたのは、真っ赤な無数のレーザー。まるで彼らを捉えるようとするかのように押し寄せ、逃げ場のない状況に。緊迫感が最高潮に達した瞬間、映像が終わると、会場にも赤いレーザーが一斉に広がる。再び姿を現したメンバーがセンターステージに立ち、ジャニーが「Put your hands up!」と叫び、ファンに手を挙げるよう呼びかけると、「Skyscraper」のステージへ。うねるようなステージの上でパフォーマンスが繰り広げられ、マークはベストを脱ぎ捨て、畳み掛けるようなラップで会場のボルテージを一気に引き上げる。続く「Chain」では、シズニが「Chain!」と力強くコールし、シズニとメンバーとの強い“繋がり”を見せた。

立て続けのパフォーマンスのあとはMCタイムへ。ジャニーが「皆さん準備してください。僕は『とう』、皆さんは『きょう』」と呼びかけると、「とう!」、「きょう!」「とう!」「きょう!」と息ぴったりに応じるシズニ。ヘチャンは「暑いです…」と呟きながら、「生放送があるのですが今日来られない人たちが嫉妬するくらい楽しんでもらえればうれしいです。東京、準備できてますか!」とシズニを煽る。マークは「昨日の公演もとても幸せだったのですが、今日も多くのシズニのみなさんに来てもらえたのでとても幸せです」と笑顔で語り、「よく見えますか?(日本語)」とステージから遠い席のファンにも呼びかける。「今日は最後までよろしくお願いします。頑張ります」と意気込んだ。ユウタは「元気か? ついにツアーファイナル来ました。今日は生中継されています。シズニじゃない人ももしかしたら見てるかも。おじいちゃんとかおばあちゃんもいるかもしれないから、俺たちの力を見せつけてやろうぜ! やれるか東京。やっちまうか。誰一人置いてかないかんな」とシズニに向けて手を伸ばし、一体感を伝えた。ジョンウは「今日は最後の日なので、すべてを出し尽くしたいと思います。公演は皆さんと一緒に作るものなので、みなさんも一緒に楽しんで歌ってくれたらうれしいです」とほほ笑み、ドヨンは手を振りながら「みなさん、ドヨンです。みんな、僕たちよく見えますか? 3階のみんなもよく見えますか? 僕たちがちょっと小さいですよね。大丈夫? きょうが最後の日ですが、みんなのエネルギーがいりますよね。みんな、準備ができてますか?」と日本語で呼びかけた。
するとジャニーが「何してるの?」と不満そうにドヨンに突っかかる。するとドヨンは「もういいかい?」とシズニに問いかけ、シズニは「まーだどよん!」と元気よく返して、ジャニーも満足気。続けてマークは「ありがとうございマークです」とあいさつし、さらに「みなさん、ほしいですか?」と煽ると、シズニの大きな声援に応えて「マークあん」をして愛嬌(あいきょう)を振りまいた。ジャニーはさらにヘチャンに「へーちゃんです」って可愛くやってと促すと、ヘチャンが「僕はへチャンです」とキュートに披露して会場は大盛り上がり。愛嬌祭はまだまだ続き、ドヨンがユウタに「ユウタさんは、何が好きですか?」と尋ねると、ユウタはミニハートを見せ、ジョンウにも「ジョンウさーん! 何が好き〜?」と投げかけるが、ジョンウは「何が好き?」の意図がうまく掴めず、代わりにヘチャンが「チョコミントよりもあ、な、た」と答えて、シズニをメロメロにした。

愛嬌タイムを終えてからは、ジャニーが「最後の日なので、締めくくりが大事なことはご存知ですよね。僕たちのコンサートに来たことある方? わかっていますよね。『NCT 127』、ウリチルのコンサートは一緒に作らなければなりません。生放送をご覧のみなさんは4Dで感じてもらえればうれしいです。皆さんが一緒に歌う声がここまで届けばいいなと思います。皆さんの足音も聞こえたらいいですね。できますか?」と語りかける。その言葉にシズニも大きな声で応える。

そして、「次の曲は何ですか?」というドヨンの問いに、ジョンウが自信たっぷりに「Designer」と紹介し、次のステージがスタート。ステージに衣装を着たマネキンやハンガーラックが準備されると、メンバーが四方八方に散らばり、歌いながら衣装を変えていく。繊細で煌びやかなメロディと軽快に弾むパーカッションに、メンバーの甘い歌声が重なると、手を左右に揺らしながら音楽に乗る中、投げキッスをしたり、メンバー同士でハートを作ったりと、仲睦まじい姿に会場からは思わず黄色い歓声が沸き上がり、シズニは笑顔でその瞬間を楽しんでいた。
続く「Orange Seoul」では、軽やかなサックスの音色が心地良く響き渡り、会場全体が温かみのあるオレンジ色のライトに包まれる。自然と体が横に揺れる「Touch(Japanese Ver.)」では、客席に大きなバルーンが放たれ、シズニはバルーンを押し上げながら楽しんでいた。メインステージにメンバーが集まると、肩を組み合って楽しそうにステップを踏み、最後に「みんな大好き!」とマークが叫ぶと、会場には満面の笑顔に包まれた。

エネルギッシュな姿やキュートな姿を見せてファンを魅了したかと思えば、さっきまでの雰囲気とはまた違った、セクシーで落ち着いた雰囲気の魅力を放ち始めるメンバーたち。
ジャジーなナンバー「No Clue」では、ビジョンにフォーカスされたメンバーの色気漂うクールな表情が映し出され、そのたびに会場は歓声に包まれる。クールなアーバンポップの「Pricey」、ラテンリズムが印象的な「Regular(Korean Ver.)」と続くと、ヘチャンがすでに上着を脱いで、白シャツに腕まくりというスタイルに。アンニュイな空気と色気を纏ったクールなパフォーマンスに、シズニはただただ酔いしれていく。

情熱的なステージが続くにつれ、メンバーも次々と上着を脱いでパフォーマンス。メンバー同士、目を合わせるたびにニヤリと笑い、この瞬間を全身で楽しんでいる様子が伝わってくる。
会場が真っ赤なライトに染まり、独特なホイッスルサウンドが鳴り響くと、「Sticker」のステージへ。「待ってました!」と言わんばかりに会場から大きなどよめきが広がり、シズニの掛け声にも一層熱がこもる。

ドヨンが「楽しんでますか?」と呼びかけると、客席のグリーンのライトが波のように揺れ、シズニの思いが一体となって応える。ここで、これまでの楽曲やコンサートを振り返る時間へ。ビジョンには写真が映し出され、思い出話に花が咲く。今回のツアーには、兵役中で参加できなかったテヨンとジェヒョンも写っている写真を見ながら、後で同じポーズで写真を撮ることを提案していた。
衣装の話になると、メンバーの背中のチャックを下げたりしてふざけるメンバーたち。ツアーが始まった当初は、衣装もしっかり着てパフォーマンスしていたが、ジャニーは「公演が進むにつれて、1人ずつ脱ぎ始めたよね」と明かす。最初に脱ぎ始めたのはヘチャンだと明かされると、ヘチャンは「服より公演の方が大事だと思うので」と常に全身全霊でエネルギーを注ぐ姿に、会場から大きな拍手が送られた。

メンバーが2人不在であるにも関わらず、その存在を感じさせる演出が施され、シズニたちの心を深く打った。「Lemonade」ではジェヒョンの姿が映像で登場し、柔らかく色気のある滑らかな声で「Lemonade」と歌う瞬間、客席からは喜びの声が上がった。続く「Rain Drop」では、傘を使った幻想的な演出がステージを彩り、淡いピンクのライトで会場を優しく包み込む中、「Can’t Help Myself」が披露される。そして、海と星空をバックに繰り広げられた「Gold Dust」では、「NCT 127」にとってシズニがまさに黄金色の道を照らす存在であることを、繊細で優しく包み込んでくれるような甘い歌声で表現。シズニに寄り添うようなステージに、会場は静かな感動に包まれた。

メンバーが一旦ステージから姿を消すと、ビジョンには物語の続きが映し出される。ミッションを成功させたあと、建物を破壊していく迫力満点の映像が流れると、客席の期待は一気に高まる。その瞬間、ステージには瓦礫が現れ、そこに静かに佇むメンバーの姿が浮かび上がった。ビジョンにヘチャン、マーク、ユウタ、ドヨン、ジョンウ、そしてジャニーの順にクローズアップが映され、ジャニーの「レッツゴー!」の掛け声とともに、「Far」のパフォーマンスがスタート。夢に向かって宇宙をも超えて飛び立つような壮大な世界観の中、ドヨンのパワフルなハイトーンが響き渡り、会場を圧倒。
「英雄;Kick It」では、客席が真っ赤なライトに染まり、ステージには燃え上がるような情熱がほとばしる。激しいダンスの最中にふと見せるメンバーの笑顔に、シズニは思わず悶絶。さらに「Fack Check」では、ユウタが髪を乱しながら激しくパフォーマンスを繰り広げ、シズニの掛け声も音楽すらかき消すほどの熱量に。会場はまさに圧倒的な一体感で包み込まれた。

「叫べー!」というラストの声と共に楽曲が締めくくられると、ファンの声は止むことはなく、自然とアンコールのコールへと変わっていく。そして、ビジョンに客席の様子が映し出され、「シズニになれたことが幸せ」、「8人そろうの待ってるよ」、「東京ドームで8人で会おうね」、「日本デビュー7周年おめでとう」といった温かいメッセージで、会場中が感動に包まれた。

客席が暗転すると、テヨンとジェヒョンも登場する映像が流れ、ステージに再びメンバーが登場。スポットライトに一人ずつ照らし出される中、「Wall to wall」をグルーヴ感たっぷりに披露。その中で、ジョンウがオープニング時のおろした前髪から、わずかに前髪を垂らしたスタイルへと変化。色気を増したその姿に、会場からはどよめきが起こった。パフォーマンスが終わると、ステージ背後のビジョンにメンバーの影が映し出される。そこに映っていたのは6人ではなく、8人の影。姿は見えずとも、確かに8人の「NCT 127」がそこに存在していた。ファンの胸には、再び8人でステージに立つ日への期待が、確かな希望となって灯った。

終盤戦、熱気をさらに加速させたのは、ブームバップスタイルのクールな空気感が魅力の「WALK」では、シズニも大きな声で歌い、会場は熱気に包まれた。そんなシズニの姿に、ジャニーも「きょうはすごく頑張って歌ってくれましたよね」と嬉しそうに声をかけ、もう一回シズニの声が聞きたいとおかわりをリクエストする一幕も。
その後、ドヨンが「そろそろ本当に最後の時間が来ますよね」と名残惜しそうに語りかけると、場内はしっとりとした空気が流れる。しかし、そんな寂しさを吹き飛ばすように続いたのは、ジェヒョンの映像から始まる「Meaning of Love」。メンバーはトロッコに乗って客席を巡り、サイン入りカラーボールを投げながら、ステージから遠いシズニとも心を交わした。ヘチャンが「皆さーん、大好き」と日本語で叫ぶと、NCT 127の変わらぬ愛が会場全体を包み込んだ。続く「Sunny Road」では、メンバーがジャンプをしながら笑顔で歌い、ファンも一緒に飛び跳ねながら楽しみ、笑顔と愛に満ちた幸せな時間が広がっていた。

最後は、この日の思い出を刻むべく、シズニと一緒に写真撮影をすることに。すると、突然「3、2、1 Now」の合図と共に、客席からシズニの歌声が響き渡る。「♪どこまでもfar away〜」と「Long Slow Distance」を合唱し、日本デビュー7周年を祝うサプライズ演出がスタート。「一生 一緒にいよう ウリチル」というスローガンも掲げられ、感動のムードに包まれた。その思いがけない光景に、ドヨンは「声がすごく綺麗」と感極まり、潤んだ瞳を見せる。感謝と愛に満ちたシズニからのプレゼントに、メンバーも深く心を動かされていた。そして改めて、記念の写真を撮影した後は、それぞれがツアーファイナルを迎えた今の思いを、真摯に言葉で届けていった。

ジャニー
「今回のツアーは本当にたくさんの意味で思い出に残ると思います。もう1回最初から始めるとしたらできるのだろうかという悩みがたくさんあったんですけど、いま僕たちはここに来ていますね。皆さんのおかげです。ありがとうございます。今になって残念だなと思うことがあるとすれば、最初からこういう気持ちで臨めなかったということです。ツアーを一日一日大切に思えば良かったなと、思い出を一つでも多く作れば良かったなという、そんな残念な気持が少しあります。これからでもそんなふうにできるように努力しますので、これからの未来に作っていく思い出に皆さんが一緒にいてくださったら嬉しいです。美しく別れさせてくださってありがとうございます」。
ヘチャン
「まずメンバーに『お疲れ様でした』。今だから言えるのですが、僕たちがこのコンサートの準備のための時間は短かったんです。果たしてできるかどうかと思ったんですけど、できると言ってくれたシズニの皆さんにも感謝しています。NCT 127がまたこうして戻って来られるかはわからないんですけど、それでもまたすてきな姿で戻ってきますので、いい公演で戻ってきますので、少しだけ待っていてください。僕たち6人、そしてジェヒョン兄さん、テヨン兄さんを含めた8人を愛してくださって心から感謝しています。(日本語で)本当にありがとうございます。次にお会いするまで健康で、幸せに過ごしていてください」。
マーク
「1つのツアーを終えることは本当にすごいことですよね。なので、ありがとうという感謝を伝えたいです。そして、改めてメンバーや一緒にこの『MOMENTUM』を作ってくださったスタッフの皆さん、シズニのみなさんに心からありがとうございますという言葉を伝えたいです。昨日から感じていたんですけど、会場の席をいっぱいにするということは、当たり前のことではありません。それなのに、今日も会場をいっぱいにしてくださって感謝しています。こういうふうに当たり前ではないことをいつもかなえてくださって本当にありがとうございます。そして、きょうは本当に楽しかったです。(日本語で)みなさんも楽しかったですか? (韓国語で)今日はステージって楽しんだなって感じさせてくれたステージだったので、このステージを楽しいだけで終わらせずに、これからも次のステージに続けられるようにしていく僕になります。(日本語で)僕たちの夢をかなえてくれて本当にありがとうございます。僕たちの夢を実現させてくれて本当にありがとうございます。これからも僕たちが見ている夢に皆さんが必ず一緒にいてくれたらうれしいです。末長くよろしくお願いします」。
ユウタ
「楽しかったかな? 後ろのみんなも楽しかったかな? 短かったといえば短かったし、長かったといえば長かった気もするんですけど、6人でファイナルまで無事に来させてくれたのはみんなのおかげだと思っています。ありがとう。来られないシズニもそうだし、画面で見て楽しんでくれているシズニもそうなんだけど、応援してくれるみんなのおかげで6人で走りきれたと思います。残念なところや惜しいところもあったと思うけど、ファイナルだと悲しい気持ちになったりすると思うんだけど、終わりがあるからこそ新しい挑戦がある。これからまた新しい何かが始まるんだなって期待してくれたらいいなと思います。みんなもみんなの人生を生きてほしいなと思っています。今日来てくださり本当にありがとうございました。そして、メンバーの皆さんお疲れ様です」。
ジョンウ
「皆さん、今日は楽しかったですか? 僕も一つひとつのステージを、これが今回で最後なんだなという思いで臨んだんですけど、みなさんにも気に入っていただけていたらうれしいです。何よりも、誰一人けがをせずにこの空間の中ですてきな終わりを迎えられたことがとてもうれしいです。メンバーにもありがとうという言葉を伝えたいと思います。ツアーの最後を東京ドームですることができてとてもうれしいです。平日にも関わらずお一人お一人がこのように会場に来てくれてありがとうございます。ユウタ兄さんが言ったように、終わりがあれば新しい始まりがあるので、僕たちはすてきな音楽で戻ってきます。それまで健康で過ごせますよね。見守っていますよ。きょうは来てくださってありがとうございました。(日本語で)みんな大好きー(ハート)」。
ドヨン
「(日本語で)楽しめましたか? ありがとうございます。もう一度、きょう来てくれて本当に本当にありがとうございます。最後まで一緒にしてくれて本当にありがとうございます。昨日の夜、寝る前に1人で思いましたが、本当に本当に大切な思い出になりました。前のツアーの最後の公演をした時は、僕たちの活動とかステージが想像できなかったですけど、今は僕たちの未来のステージとか活動が心配じゃないです。みんなも僕たちを信じて、僕たちのこれからの活動を期待してください。8人全員でここに戻ってきます。一緒にいてください。最後は韓国語でも話します。(韓国語で)スタッフの皆さんありがとうございました。それからメンバー6人でステージを作ろうと考えた時、とにかく頑張ろうと思ってやってきたんですけど、考えてみたら、この6人でツアーをするのは今日で最後になるという確率が高いですよね。なので、本当にお疲れ様、そしてありがとうと伝えたいです。そして、韓国語で話したいと思った理由は、日本で公演をしていますが、全世界に僕たちのことを見てくださっていらっしゃると思うからです。本当に心配しないでということを伝えたいです。これからも『NCT 127』は形が違うかもしれませんが、このグループを維持してかっこいいステージを皆さんにお見せするので心配しないでください。そして、この言葉を言ってもいいかわからないんですけど言います。僕たちの会社のSMエンタも、僕たち8人は永遠なので、心配しないでこれらかも僕たちを推してください」。

「NCT 127」は、「8人でまた戻ってくる」という力強い約束を残し、シズニに安心と希望を届けると、ラストを飾ったのは、愛するシズニへの永遠の想いを込めた「Promise You」。「みんな、ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、ドヨンがセンターステージの中央に座り、客席をゆっくりと見渡すと、その姿に、他のメンバーたちも自然と座り、目の前に広がる景色をひとつひとつ心に刻んでいた。
「最後のあいさつです。また会いましょう!」というドヨンの声を合図に、名残を惜しみつつメンバーはステージを後にする。だが、会場の熱は冷めやらない。すると、重厚なサウンド共に映し出される映像。ブラックのライダージャケットを身にまとった金髪の人物がクローズアップされ、振り返った瞬間、ニンマリと笑ったジェヒョンがウィンク。その表情に会場のボルテージは再び最高潮に。

「NCTイリチル!」というシズニの叫びがグリーンのペンライトと共に場内を波打たせると、暗転したステージに「Long Slow Distance」の穏やかなピアノのメロディが流れ始めた。ひとりずつ歌いながらステージへ姿を現したメンバーは、美しいハーモニーで会場を包み込み、そして曲の終わりに全員がステージ中央に集まり、円になって肩を寄せあって抱き合う。シズニから大きな拍手が送られる中、「お疲れ様」と声を掛け合う姿が、世界中を走り回ってきた濃厚な時間を物語っていた。
ドヨンが「本当にお疲れ様でした。最後まで一緒にいてくれてありがとうございます」と語ると、ゆっくりとメインステージへと向かうメンバーの姿がビジョンに映り、6人で無事にファイナルを迎えたことへの「お疲れ様」の拍手が自然と湧き上がった。

「この瞬間を永遠に覚えてください。本当に最後のあいさつをします。ありがとうございました」と深々とお辞儀をすると、「すてきな締めくくりだね。誰も涙を流してないのもかっこいいよね」という言葉に、涙をこらえながらも笑顔を見せたドヨン。そんな彼を、シズニはあたたかなまなざしで見守っていた。やがて、6人が手と手を取り合い、シズニとの別れを惜しみながらステージを後にした。
約3時間に渡って繰り広げられたコンサートは、まさに「シズニと共に作り上げた」特別な時間となり、「NCT 127」とシズニの絆はさらに強く、深く結ばれたことだろう。次に再び8人で会える日と、誰もが心から待ち望みながら、この絆はこれからもずっと変わることなく続いていく。

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める2 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める3 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める4 撮影:田中聖太郎写真事務所


【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める5 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める6 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める7 撮影:田中聖太郎写真事務所


【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める8 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める9 撮影:田中聖太郎写真事務所

【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める10 撮影:田中聖太郎写真事務所


【公演レポ】「NCT 127」、東京ドームで熱狂のフィナーレ! 「8人は永遠」―シズニとの絆を強める11 撮影:田中聖太郎写真事務所

アンコールの様子1 撮影:田中聖太郎写真事務所

アンコールの様子2 撮影:田中聖太郎写真事務所


アンコールの様子3 撮影:田中聖太郎写真事務所

アンコールの様子4 撮影:田中聖太郎写真事務所

アンコールの様子5 撮影:田中聖太郎写真事務所


2025/06/09 15:46 配信
Copyrights(C)wowkorea.jp hwaiting.me