
Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」のファン・ドンヒョク監督が去る18日、アメリカのニューヨークで開かれたプレミアイベントに参加し、シーズン3に対し「皆さんを絶対に失望させないと約束する」と自信を見せた。
2021年9月17日のシーズン1公開後、全世界的な人気を集めた「イカゲーム」は、昨年12月26日に公開されたシーズン2に続き、明日27日にはシーズン3が公開され、待望のフィナーレを迎える。シーズン2のエンディングでギフン(イ・ジョンジェ)の友人ジョンベ(イ・ソファン)が死亡し、いまだフロントマン(イ・ビョンホン)の正体が明らかになっておらず、シーズン3に込められる物語に関心が集まっている。
【残念だったシーズン2...期待されるシーズン3】
大きな期待と関心の中で公開されたシーズン2は、残念だという反応を残した。シーズン3に続く飛び石に過ぎなかったという反応が主だった。故に自然とシーズン3に対する期待が大きくなっている。
シーズン3では、シーズン2で起きた出来事が順に解消されると思われる。一番注目を集めているのはゲームを止めるために今一度ゲームに参加したが、一緒にいた同僚や友人ジョンベまで失ったギフンの歩みだ。ファン・ドンヒョク監督は「ギフンが罪悪感、絶望感などで底に落ち、再び立ち上がる姿を扱う」とし、「ギフンとフロントマンとの間の信頼に対する対決がどのように終わるのかも守ってくれたら楽しく見れると思う」と伝えた。
ゲームの主催者であるフロントマンの正体がいつ明らかになるのかも観覧ポイントだ。ゲームをひっくり返そうとするギフンと参加者たちを見守り、ゲームを揺さぶるフロントマンがシーズン3でどのような役割をし、どんな心理戦を繰り広げるのか、注目する必要がある。
各登場人物たちの変化も気になるポイントだ。母クムジャ(カン・エシム)を裏切り罪悪感に陥ったのち勇気を出し始めたヨンシク(ヤン・ドングン)、自身の子供を妊娠した元恋人ジュニ(チョ・ユリ)のために決心したミョンギ(イム・シワン)、銃に撃たれ新しい転換点を迎えたギョンシク(イ・ジヌク)、タノスの麻薬を口にしたナムギュ(ノ・ジェウォン)などどんな姿を見せるのか関心を集めている。
【危機のK-コンテンツの救世主になるか】
K-コンテンツ市場は数年目の不況を経ている。制作費が急騰し、広告市場が委縮しドラマで収益を出すのが難しい編成と投資を減らす雰囲気だ。業界ではグローバルヒット作である「イカゲーム」シーズン3の勝敗が韓国ドラマ制作市場の今後を左右する主要起点になると見ている。
制作会社関係者は、「『イカゲーム』はK-コンテンツの威厳を一段階引き上げた記念碑のような作品」とし、「シーズン3がヒットに失敗するとK-コンテンツ市場が泡になったという認識を与える可能性があり、投資がより委縮する」と憂慮した。他の制作会社関係者は、「K-コンテンツに対する世界的な関心が持続可能ならば、必ずヒットしなければならない作品」と言及した。
キム・ホンシク大衆文化評論家は、「シーズン3で明らかにしなければならない物語が多いほど、シーズン2よりヒットするとみられる」とし、「シーズン2は増える展開で酷評があったが、圧縮的に編集し速い展開を見せればK-コンテンツに対する関心を取り戻せる」と強調した。
2025/06/26 07:05 配信
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