元「NCT」テイル、性犯罪容疑で3年6カ月の実刑判決

ボーイズグループ「NCT」出身のテイル（本名：ムン・テイル、31）が法廷拘束された。

　10日午後2時、ソウル中央地方裁判所第26部刑事部は、性暴行処罰等に関する特殊準強姦（ごうかん/不同意わいせつ罪）の容疑を持たれているテイルら3人に対する判決期日を開いた。

　同日、裁判所はテイルら3人にそれぞれ懲役3年6カ月を言い渡し、40時間の性暴力治療プログラムの履修、個人情報の公開告知、児童・青少年関連機関などに5年間の就職制限を命令した。

　裁判所は「被害者が酒に酔って抵抗不能状態であることを利用して被告人イ某氏の住居地で姦淫（かんいん）した。罪質が不良だ。被害者は外国人女性で精神的に大きな苦痛を受けたと推測される」としながらも「ただし、被告人が初犯である点、犯行を認めている点、被害者と合意して処罰を望まない点などを情状酌量して刑を減軽する」と明らかにした。

　一審で実刑判決を受けたテイルは直ちに法廷拘束された。裁判所は「実刑を宣告するため逃走の恐れがあると判断し、拘束令状を発行する」と述べた。続けて「拘束と関連して意見はないか」と尋ね、法廷に立ったテイルは小さく「はい」と答えた。

　先立ってテイルは昨年6月12日、酒に酔った女性を知人2人と共に性暴行し、検察に引き渡された。この事件の余波でテイルは、2024年10月にグループ「NCT」から脱退し、SMエンタテインメントと専属契約を解除した。