俳優イ・ジョンソク、キスシーンの撮影中に“ヒヤッとする事故”を経験…監督が伝えるドラマ「瑞草洞」のこぼれ話

ドラマ「瑞草洞〈ソチョドン〉」が、全世界の視聴者たちを夢中にさせることができた演出の秘密を公開し、興味をかき立てている。

　tvN土日ドラマ「瑞草洞」が、感覚的な演出と感性を刺激する映像美で話題を集めている中、パク・スンウ監督とピョ・サンウ撮影監督が、作業ビハインドを明かして注目を集めている。

　まず、ディテールある演出で現実共感を誘発しているパク監督は、「『瑞草洞』が持っている力は、キャラクターとリアリティーだと考えて、実際に私が生きている現実と、ドラマが大きく違わないと良いと考えた。それを完全に表現するために、大部分のロケは実際に瑞草区でおこなわれた」と伝えた。

　俳優たちと対話してディレクティングをする時も、「感情の振り幅が大きくない日常を表現するために、繊細な違いに気をつけるよう努めた」とし、「このドラマでしっかり表現しようと努力した、細やかな日常をちゃんと見せたくて、キャスティング段階からすごく考えた。主要人物だけでなく、脇役で出演してくれるすべての俳優たちの皆さんに、感謝を伝えている」と明かした。

　このような俳優たちの精密な演技を、しっかり映し出すために、ピョ撮影監督ともかなり会話したという。「5人の主人公たちが持つそれぞれ違う瞬間に、どのような差をおいて、彼らが一緒に集まった時は、どのような効果を与えるのかについて、最も話を交わした。立派な撮影監督さんとの初の作業だったが、その名声が絶え間ない悩みと努力、会話で成り立っているという、多くの部分を学んだ楽しい作業だった」と、感謝を示して温かさを加えた。

　ピョ撮影監督もまた、作業を進行する間、俳優たちの演技への情熱を実感する瞬間もあったと明かして、注目される。「キスシーンを撮影する過程で、イ・ジョンソクさんが転倒する、ヒヤッとする事故があったりした。ともすれば撮影が中断される状況だったが、痛みに堪えて集中力ある演技で、感情を最後まで出し続けた。イ・ジョンソクさんのプロ意識が光った瞬間であり、また深い印象を受けた」とし、俳優とスタッフの情熱を感じさせた。

　俳優たちとスタッフの細心な努力で、視聴者たちを夢中にさせている「瑞草洞」は毎週土、日曜日の午後9時20分から韓国tvNで放送中だ。