「BTS」JIN、「Spotify」でソロ曲が30億ストリーミングを突破

「BTS」のJINが「Spotify」でソロ曲の累計ストリーミング数30億回を突破し、「K-POP」ソロアーティストとしての地位を再び確固たるものにした。

　JINは、感覚的な音楽の世界観とボーカリストとしての圧倒的な存在感を武器に、リリースしたすべてのソロ曲をグローバルなヒットに導き、「名実ともに音源キング」としての実力を見せつけた。

　JINの「Spotify」ソロ曲は、8月17日時点で総ストリーミング数が30億回を超えている。ソロデビューシングル「The Astronaut」が5億9141万回で最多ストリーミングを記録し、最新タイトル曲「Don't Say You Love Me」が3億5479万回でそれに続く。「Epiphany」も3億840万回を突破し、「Moon」は2億3788万回を記録するなど、以前のソロ曲も根強い人気を誇り、30億回達成に貢献した。
　
　最近、発表された2ndソロアルバム「Echo」は、JINの音楽的な幅をさらに広げた作品だ。タイトル曲「Don't Say You Love Me」は、リリースからわずか3カ月で代表曲の仲間入りを果たし、グローバルチャートを席巻している。シンセポップからロックまで多様なジャンルを網羅しており、JINのアーティストとしての成長を証明している。

　「Don't Say You Love Me」は、香港、シンガポール、ホンジュラスで日・週間のチャート1位を獲得し、現地のリスナーから熱い支持を受けた。日本の「Spotify」でも、15日付で1位に返り咲き、現在もトップを維持している。特にシンガポールでは87日連続1位という大記録を打ち立て、JINのボーカルと曲が持つ普遍的な共感性が、いかに強力な影響力を持つかを示している。

　「Echo」の収録曲も均等に人気を集めており、「Nothing Without Your Love」（3124万回）、「Loser (feat. YENA)」（2958万回）、「Rope It」（2829万回）はいずれも2000万ストリーミングを上回っている。80年代のシンセポップからブリットポップ、カントリーロック、ヘビーメタルまでを網羅したJINの広がった音楽性は、世界中のリスナーの多様な好みを捉えた結果である。

　JINのソロ曲はそれぞれ、独自のストーリーテリングと優れた完成度でファンの心をつかんだ。コールドプレイとコラボレーションした「The Astronaut」は、ファンを宇宙の星に例えて愛情を表現した作品で、軍入隊前の特別な贈り物だった。「Moon」は、月と地球の関係でJINとファンの強い絆を比喩的に表現しており、全世界110カ国の「iTunes」で1位を記録した。「Epiphany」は自己省察と成長のメッセージを込めた代表作で、ロックバラードというジャンルでJINならではの色を確実に見せつけた。この曲は「最も韓国的な感性をうまく表現したボーカル」という称賛も受けている。

　JINの音楽的実力は、ジャンルの境界を越える柔軟性において際立っている。初期のソロ曲「Awake」で見せた叙情的なバラードから、「Moon」の明るく軽快なポップ、「The Astronaut」の幻想的なポップロック、そして最新作「Echo」の多様なロックサウンドまで、JINは作品ごとに新しい音楽的挑戦を通じて、自分だけの独創的な世界を築き上げてきた。

　6月には月間リスナー数が1000万人を突破した。単純なファンダム中心のリスニングを超え、新しいリスナーを絶えず惹きつける力は、彼が持つ「ボーカリストJIN」というブランド価値と直結している。現在、アメリカで「BTS」のグループアルバム制作に集中しているJINが、これからどのような音楽的進化を見せてくれるのか、世界中のファンの期待が高まっている。