俳優故イ・ソンギュンさんの捜査情報流出した警察官、敗訴

俳優故イ・ソンギュンさんの捜査情報を流出した警察官A氏が、結局敗訴した。

 22日(本日)、インチョン(仁川)地裁行政1-3部は、30代の元警部補A氏が仁川警察庁長官を相手に出した罷免処分取り消し訴訟で、原告の敗訴判決をしたと明らかにした。

 A氏は2023年10月、故イ・ソンギュンさんの薬物疑惑事件の捜査情報を流出した疑いを持たれた。故人は、当時立件され薬物使用の疑いで捜査された。

 故イ・ソンギュンさんは、2か月間で3回にわたって警察の召喚調査を受けた。故人は、その年の12月27日にソウル・チョンノ(鍾路)区にあるワリョン(臥龍)公園付近で、亡くなった状態で発見された。

 A氏は、故イ・ソンギュンさんの捜査進行状況が入った資料などを写真で撮り転送するなどして、記者2人に流出した疑いを持たれている。

 なおA氏が流出した報告書は、仁川警察庁麻薬犯罪捜査係が2023年10月18日に作成したもので、故人の薬物事件と関連した人的事項が込められた。

 これを聞いた芸能メディアはこれを報道し、仁川警察庁は誠実義務と秘密厳守義務などを破った責任を問い、A氏を罷免した。

 しかしA氏は懲戒に不服とした。A氏は訴請審査さえ棄却されるとすぐに、濡れ衣だと吐露した。しかし裁判所は、「被告人は権限なしに取得した情報を無断で流出し、捜査対象者の権利を侵害して、警察職務の公共性を毀損(きそん)して被疑の程度は非常に重い」と判示した。

 このことで、ポン・ジュノ監督をはじめとした文化芸術人連帯会議は、故人の濡れ衣を釈明しなければならないという内容の記者会見を開いたりした。

 一方、故イ・ソンギュンさんは薬物使用に関する疑いで警察の調査を受け、2023年12月27日に亡くなった状態で発見された。これに、該当事件は“公訴権なし”で終決された。

2025/08/22 19:54 配信
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