「LE SSERAFIM」、米「America’s Got Talent」出演で観客を魅了…スタンディングオベーションと大合唱

「LE SSERAFIM」が、アメリカ全土で多方面から注目を集めている。

　 11日午前9時（日本時間）、「LE SSERAFIM」は、アメリカの放送局NBCの代表的なバラエティ番組「America’s Got Talent」に出演し、現地の観客と視聴者を魅了した。

　司会者のテリー・クルーズは、「LE SSERAFIM」を「K-POPスーパースター」「グローバルヘッドライナー」と紹介した。ことし3月にリリースした5thミニアルバムのタイトル曲「HOT」の叙情的なメロディーとともに「LE SSERAFIM」が登場すると、会場の雰囲気は瞬く間に熱気に包まれた。彼女たちは熱い盛り上がりの中で、2ndミニアルバムのタイトル曲「ANTIFRAGILE」のステージへと続いた。

　ワールドツアーを経て成長したステージ掌握力が特に際立っていた。「ガールズグループパフォーマンス最強者」という修飾語にふさわしいパワフルなエネルギーと一糸乱れぬダンスで、観客からのスタンディングオベーションと大合唱を引き出した。

　最後にメンバーたちは、「結果がどうであれ、すべては皆さんの人生の一部です。重要なのは、ここまで皆さんを導いた情熱です。その情熱が永遠であることを願っています。私たちも皆を応援しています」と、オーディション参加者はもちろん、夢を追うすべての人々にエールを送った。

　スポーツ業界も「LE SSERAFIM」に注目した。SAKURAとホン・ウンチェは「America’s Got Talent」出演に先立ち、10日にアメリカ・メジャーリーグ（MLB）の「LAドジャース」の球場を訪れ、試合を観戦した。球団は公式SNSに、2人のメンバーがキム・ヘソン選手と山本由伸選手に会い、プレゼントやサインを交換する映像を掲載し、心から歓迎した。「LE SSERAFIM」に対する熱い関心が続いたため、同日、ニューヨークのランドマークであるエンパイア・ステート・ビルは、昨年、彼女たちが訪れた時の写真を掲載し、応援のメッセージを伝えた。2024年に「LE SSERAFIM」は、4thミニアルバム「CRAZY」のリリースを記念して、同ビルをチームの公式カラーでライトアップし、点灯式に参加している。

　「LE SSERAFIM」は、人気番組への出演だけでなく、客観的な数値を基にしたチャートでも好調な成績を収めている。彼女たちは、第4世代「K-POP」ガールズグループの中で唯一、米国音楽専門メディア「ビルボード」のメインアルバムチャート「ビルボード200」のトップ10圏内に4枚のアルバムを連続でランクインさせた。また、アメリカのエンターテインメント産業データ調査会社「ルミネート」が発表した「2025上半期音楽報告書」によると、「LE SSERAFIM」の5thミニアルバム「HOT」が「U.S. Top 10 CD Albums」で9位に入っている。このチャートに名を連ねた「K-POP」ガールズグループは、「LE SSERAFIM」が唯一だ。

　北米ツアーも盛況だ。ニューアーク公演が開催されたPrudential Centerは、公式SNSにチケット完売のニュースを掲載して祝福した。ニューヨークの日刊紙「amNY」は、「LE SSERAFIM」がステージに上がった時、まるで「スポットライトを浴びるために生まれたかのようだった」と絶賛した。5人のメンバーは、13日にイングルウッド、15日にサンフランシスコ、18日にシアトル、21日にラスベガス、24日にメキシコシティを自分たちの音楽で彩る予定だ。

　なお、「LE SSERAFIM」は10月に新曲を発表するとみられている。