“マネージャーに裏切られた”歌手ソン・シギョン、ファンとの約束を守るため年末公演を決心…「痛みに耐えながら準備中」

10年以上を共にしたマネージャーから金銭被害に遭った歌手のソン・シギョンが、相次ぐ応援に心境を明かした。

　最近、ソン・シギョンは自身のSNSに「ここまで僕を嫌いな人が多いのかと思うほど、悪質な投稿をされたことは多くても、ここまで慰めて応援するコメントをたくさんもらったのは、人生で初めのように思う。僕はあまり悪く生きてこなかったんだなと思って、心より多くの慰労と助けになった。感謝する」と始めた。

　歌謡界の先・後輩だけでなく、タレントなど芸能関係者からも多くの連絡を受けたというソン・シギョンは、「あまり連絡してこなかった、わずか1回でもあいさつしたほとんどすべての方々が、元気を出してと親しく連絡をくれた。皆さんそれぞれ、本人が経験した傷を共有してくれた」と感謝を見せた。

　また、「若い頃、故事成語本に出ていた塞翁が馬（＝人生の幸不幸は予測できない）という言葉が、一体どういうことだろうと思っていたが、一喜一悲せずにすべてのことを平気に、そして賢明にそして簡単ではないが感謝するように受け入れることが大人だと感じる」とし、「今僕の人生の流れは人に対して、歌手という職業に対して、たくさん振り返って考える時間になった」と伝えた。

　この事件によって、開催可否を悩み中としていた年末公演も挑戦してみると意志を固めた。この年末コンサートは、ソン・シギョンが自身の名を掲げて毎年おこなっているブランド公演で、苦心のあげくファンたちとの約束を守るために、ことしも開催を続けていくことにした。彼は、「応援して待ってくださっているファンの方々のために、何より僕自身のために苦しがるのは来年に持ち越して、残りの時間、体と心をしっかり面倒を見て僕らしい、おもしろくて温かい1年の終わりを準備してみる。応援してほしい」とつけ加えた。

　最近、ソン・シギョンの所属事務所は「ソン・シギョンの元マネージャーが、在職中に業務遂行の過程で会社の信頼を裏切る行為をした」と明らかにし、波紋を呼んだ。内部調査の結果、事案の深刻性を認知して、現在このマネージャーは退社した状態だという。ソン・シギョンや関係者たちに、金銭的被害を与えたことが問題になったと伝わった。

　このマネージャーは、ソン・シギョンと10年以上一緒に、マネジメント業務を担当した人物だ。ソン・シギョンも、「ここ数カ月は、本当につらくて耐えられない時間の連続だった。信じて、大切にして、家族のように思っていた人に信頼が破られる出来事を経験した」とし、「デビューして25年、初めてなわけでもないが、この年になって簡単ではなかった」と、直接傷ついた心境を明かしたりした。

　一方、彼はことし12月25～28日の4日間、ソウル・オリンピック公園KSPO DOMEでコンサート「2025ソン・シギョン年末コンサート <ソン・シギョン>」を開催する。ことしは、ソン・シギョンが歌手デビュー25周年を迎える特別な年であるほど、ステージでより輝く姿を見せてくれることが期待される。