映画「フィレンツェ」が韓国での正式公開前からフランス主要メディアで熱く注目されている。

キム・ミンジョンが登場するリール映像は、累積照会数1億5000万ビューを記録した。作品の芸術性と俳優の存在感が相乗効果を成し、欧州メディアの注目を引き出したと評価されている。

フランスメディアはキム・ミンジョン主演の映画「フィレンツェ」を、「派手な事件や劇的な仕掛けはなく、中年男性が経験する孤独と省察、そして回復する過程を、淡々と表現した秀作」と紹介した。叙情的で深みのあるヒューマンドラマの雰囲気が、フランスの観客になじんで高い共感を得たという分析だ。

特にキム・ミンジョンの演技に賛辞が続いた。メディアは「セリフよりも表情と沈黙で感情を伝える俳優」「短い映像だけでも中年の悲しみと品格をそっくりそのまま感じさせる」と評した。言語の壁を越えた繊細な目の演技が、フランスの観客にも十分に伝わっているという。

また、キム・ミンジョンの確かな演技力が長年韓国の大衆から愛されていた背景にも注目した。「撮影現場での誠実さ、仲間やスタッフに向けた尊重、作品に取り組むひたむきさや円熟した姿勢が彼を完成度の高い俳優にした」と強調した。

「フィレンツェ」はダンテの人生のように繰り返される主人公の生きざまを描きながら、人生の本質と意味を問い直す深い物語を描いた。人生の真ん中に立つ主人公を通じて、本質を忘れた人々に立ち止まる瞬間をプレゼントする予定だ。


映画「フィレンツェ」予告編


2025/12/16 21:44 配信
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