
10月27日(月)に開幕した第38回東京国際映画祭のセンターピース索引に決定した『TOKYO タクシー』 の特別上映が行われ、倍賞千恵子、木村拓哉、山田洋次監督が登壇した。
センターピース作品とはオープニング作品、クロージング作品と並ぶ目玉作品として映画祭の中盤を盛り上げる大作であり、特別な存在感と大きな話題を象徴する作品。本作は、終活に向かうマダムとタクシー運転手の一日の出会いを通し、人生の喜びを謳い上げる感動のヒューマンドラマである。
イベントでは映画にまつわるトークセッションと共に、長年映画文化の発展に多大なる貢献を果たしてきた功績を称え、この度”特別功労賞”を受賞した山田監督に、東京国際映画祭チェアマン安藤裕康氏より記念のトロフィーが贈られた。
作品解説
山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』。長きにわたり日本映画界で活躍し続け、山田監督作品に欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』(06)以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉という豪華キャストが集結。フランス映画『パリタクシー』(22)を原作に、時代の移り変わりとそこに生きる人々を見つめ続けてきた山田監督が、大都市・東京を舞台に人生の喜びを謳いあげる珠玉のヒューマンドラマ。ある日タクシー運転手が乗せたのは、人生の終活に向かうマダム。東京から葉山へと向かいながら彼女の思い出の地を巡るうち、その壮絶な過去が明らかに。たった一日の旅が、ふたりの人生に想像もしなかった“奇跡”をもたらしていく――。
監督 山田洋次
1954年に東京大学法学部を卒業し、同年に助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。ほかに代表作として『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『小さいおうち』(14)など。さらに2023年には『こんにちは、母さん』が公開されるなど、いまもなお日本映画界を牽引し続けている。監督作は本作で91本目となる。
スタッフ
監督/脚本:山田洋次
脚本:朝原雄三
原作:クリスチャン・カリオン(映画『パリタクシー』)
企画:石塚慶生
プロデューサー:房 俊介
音楽:岩崎太整
撮影:近森眞史
キャスト
倍賞千恵子
木村拓哉
蒼井 優
迫田孝也
優香
中島瑠菜
TOKYOタクシー
11月21日(金)全国公開
配給:松竹
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
第38回東京国際映画祭
開催期間:2025年10月27日(月)~11月5日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
公式サイト:https://2025.tiff-jp.net/ja/
©2025 TIFF
2025/10/29 16:55 配信
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