【オフィシャルレポート】映画『盤上の向日葵』ジャパンプレミア開催!坂口健太郎 かつてない役で渾身の熱演!豪華キャストが一挙登壇!

「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説「盤上の向日葵」を原作に、坂口健太郎と渡辺謙の魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー『盤上の向日葵』がいよいよ今月10月31日(金)より全国公開となる。

とある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士、上条桂介だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(ルビ:とうみょう しげよし)の存在が浮かび上がるー。


先月開催された釜山国際映画祭のワールドプレミアでもひときわ大きな歓声を浴び、屋外メイン会場に集まった4,500人もの観客を魅了しスタンディングオベーションを受けた本作が、いよいよ今月31日(金)の公開に迫りジャパンプレミアが開催!
プレミアイベントには、アマチュアからプロ棋士へと異例の昇進を遂げた主人公の天才棋士・上条桂介役の坂口健太郎、坂口とは初共演で、将棋指しとしては超一流だが人間として最低な伝説の賭け将棋の真剣師・東明重慶を演じる、日本映画界を代表する名優・渡辺謙、映画オリジナルキャラクターで過酷な運命と戦う桂介を愛し、見守る元婚約者、宮田奈津子役の土屋太鳳、現場に残された希少な将棋の駒を手掛かりに事件の真相を追い、桂介の過去を解き明かす刑事・石破剛志役の佐々木蔵之介、共に行動し自身もかつてプロ棋士を目指していた若き巡査・佐野直也役の高杉真宙、悲惨な少年時代、桂介に将棋を教え、その才能を見抜く恩師・唐沢光一朗役の小日向文世、幼い頃には暴力を振るい、成長してもなお桂介に過酷な仕打ちをする父・上条庸一役の音尾琢真らキャスト陣、監督を務め原作者も絶賛する脚本も書き上げた熊澤尚人ら豪華ゲストが登壇!


 将棋界に現れた若き天才・上条桂介役の坂口は「今日は華やかな雰囲気でジャパンプレミアが出来て光栄です。重いテーマの物語ではありますが、とてもいい雰囲気の中で撮影していたので、登場人物たちの生き様が皆さんの心に残ってくれたらいいなと思います」と挨拶。桂介に大きな影響を与える賭け将棋で裏社会に生きた男・東明重慶役の渡辺も「久々に血生臭い映画になりました」と宣言した。続いて満員御礼の映画館に場所を移して行われた舞台挨拶では、大盛況となった釜山国際映画祭でのワールドプレミアでの様子がスクリーンに上映された後、一同一挙集結。坂口は「初めて日本の観客の方々に観ていただくので、ちょっと緊張していてフワフワした感じがあります。本作は登場人物たちの生き様を丁寧に切り取った作品です」と予告。役柄については「能動的にアクションを起こすというよりも、巻き込まれていく人間。役として生きる中で見たり聞いたり、その空間の中で生きる事を大事にしながら演じました。音尾さんとのシーンでは空っぽになる感覚があって、桂介の肩に手を置いてあげたくなるくらいきつかったけれど、彼は将棋に救われてもいたし、地獄に落とされた瞬間もあるだろうし。演じながらそんな感情がグルグルと回っていました」と報告した。渡辺は「久々にいい加減で滅茶苦茶な男をやらせていただきました。なかなか好きにはなれない役かと思いますが、ぜひ可愛がっていただけると嬉しいです」と照れ笑い。役柄については「一貫性のない事この上ない!こいつ本当の事を言っているのか?と思う。だから僕の役の事は信用しないでください。でも演じていて楽しかった」と嬉々として手応えを報告していた。

そんな二人は初共演だが、渡辺は坂口について「彼とは似ている部分がある。オープンマインドで現場が好きで作品が好きでスタッフの事も好き。だから僕も一緒に現場に行きたくなる。そんな感覚を持った稀有な俳優です」と共鳴。大ベテランの渡辺からの絶賛にニヤニヤが止まらない坂口も「とても軽やかな方だとお会いして思いました。お会いする前はケンワタナベという認識でしたが、いい意味で“謙さんってこんな方なんだ…”と思わされた瞬間がありました」とリスペクトしきりだった。


謎の白骨死体の事件捜査を担当するベテラン刑事・石破剛志役の佐々木は「熊澤監督から言われたのは“昭和の刑事で泥くさくて足で稼ぐんだ”と。刑事部屋も締め切ってスモークを焚いて、でも向日葵が咲く季節ですよ?ずっと暑いんです。でも“汗をもっとかいてくれ”と。しかも口汚くてハラスメント講座しないと一発アウトな事を言ったりして。嫌な役やな~!と。もっと優しい言葉をかけろよ!と思いながらやっていました」と強烈な役柄に苦笑いだった。そんな石破と事件捜査を担当する巡査・佐野直也を演じたのは高杉。「蔵之介さんに怒られながらやっていました…あ、石破剛志さんにだった」と笑わせつつ「蔵之介さんとは撮影中一週間くらい毎晩食事に連れて行ってもらった」と回答。

物語の鍵を握る桂介の元婚約者・宮田奈津子役の土屋は、坂口とは初共演。坂口について「スタッフさんとよくお話をされているイメージで、カメラマンさんにボケてツッコまれたり。撮影中は向日葵がこうなるくらい(下を向きながら)暑かったのに、健太郎さんは元気にコミュニケーションを取られていました。座長さんが元気でいてくださるのはとても助かりました」とニコリ。桂介の小学生時代に将棋を教えた恩人・唐沢光一朗役の小日向は「最近は日本映画が活気づいている中で、素敵な作品に参加出来て嬉しいです」と満足そうだった。桂介の父親・上条庸一を演じた音尾は、坂口との灼熱のガチンコ場面に触れて「真夏の炎天下の中でぶつかり合いましたが、坂口君は普段から優しい方で。大変なシーンなのに合間に僕の事を気遣ってくれて…大好きになりました!」とすっかりゾッコン。この馬乗りになって音尾の首を絞める当該シーンに坂口が「あまりにも暑すぎて汗がダクダク音尾さんにかかってしまって。でも両手がふさがっているので汗も拭けないし、芝居としてやりづらいだろうなと思った」と反省の弁になると、音尾は「いやいや。ここでしっかり言っておきたいのは坂口君の汗は…しょっぱいです!それだけはお伝えしたい!」と謎報告。まさかの“暴露”に坂口が「それはそうでしょう!?」と爆笑する横で、渡辺は「そのシーンを観て笑われたらどうするんだ!?良いシーンなんだからあ」と笑いながら呆れかえっていた。

先に行われた釜山国際映画祭でのワールドプレミアについて現地参加した坂口は「熱気は凄かったし、4,500人の観客の方々と一緒に自分の映画を観る経験はなかったので、ちょっと恥ずかしかった」と注目度の高さを物語り、渡辺も「4,500人のお客さんがどういうリアクションになるのか。ドキドキだったけれど壮観でしたね」としみじみ。Q&Aなどを行った熊澤監督も「上映後にスタンディングオベーションを頂いた時は感動。その熱にビックリしました」と大盛況に感激しきりだった。本作において「人生を賭けて熱くなれるもの」として将棋が描かれていることにちなんで、「これなしでは生きていけない、イチ推しのもの」を発表。釣り好きの音尾は「つりざお」、高杉はマイカーでの「移動時間」、実家が酒蔵の佐々木は「晩酌」、仲良しファミリーの土屋は「姉と弟」、愛妻家・小日向は「家族」、熊澤監督は「映画」と述べた。一方、坂口は「お米」と言い「年々もっともっと白米が好きになっている。おにぎりの白米でもいける」とライス党を宣言し、渡辺は「阪神タイガース」といい「実は今日も18時から試合が始まっているんだけど…」と筋金入りの虎党ぶりを覗かせていた。


最後に渡辺は「結構マジな映画で、ここまで命懸けで生き切ろうとする男がいるのかと。そんなものが沢山溢れてきます。目を凝らして観てやってください」とアピール。主演の坂口も「登場人物たちが瞬間、瞬間を命懸けで生きた証を盗み見していただいて、心に残ったら本作を大きく羽ばたかせるお手伝いをしていただけたら嬉しいです。きついシーンも目をそむけたくなる瞬間もあるかもしれませんが、僕らの生き様を見届けてください」と呼び掛け、観客の盛大な拍手と歓声と共にジャパンプレミアは幕を閉じた。いよいよ今月31日(金)公開の『盤上の向日葵』にぜひご注目ください。

映画『盤上の向日葵』

◆公開:10月31日(金)全国公開
◆配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
◆コピーライト:(c)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会



映画『盤上の向日葵』【ワールドプレミアダイジェスト映像】


渡辺謙 映画『盤上の向日葵』ジャパンプレミア開催!

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坂口健太郎 渡辺謙

2025/10/16 23:08 配信
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