故カン・ソハさん遺作「網内人：顔のない殺人者たち」スチール公開

映画「網内人：顔のない殺人者たち」が、故カン・ソハさんの最後の姿が収められたキャラクタースチールを公開した。

この作品は、冷血な私立探偵と、妹の無念の死の真相を追求したい依頼人が、ネットの中にいる殺人者を追うネットワーク推理スリラーだ。

故カン・ソハさんは劇中、妹の死の真相を明らかにするため孤軍奮闘する姉ソウンを演じた。

公開されたキャラクタースチールには、ネット上に一連の記録を残して突然この世を去ってしまった妹ジウンの動きを追っていくソウンの決然とした表情が好奇心を刺激する。あちこち調べたソウンは、業界では有名な天才ハッカーであり私立探偵のジュンギョン（キム・ミンギュ扮）にたどり着く。ジュンギョンに事件を依頼し、家族より長い時間を一緒に過ごしていたジウンの同級生たちを一人一人訪ねながら手がかりを集めていく。「匿名」の後ろに隠れて悪い噂を広げた犯人「kidkit727」とは誰か、ジュンギョンとソウンの粘り強い追跡は、キム・ミンギュと故カン・ソハさんの安定した演技力を通して鮮やかに描かれ、推理スリラーを待っていた観客たちの期待を満たすだろう。

故カン・ソハさんは、韓国芸術総合学校演劇院演技科出身で、ドラマ「オクニョ 運命の女」「漆黒の四重奏〈カルテット〉」「誰も知らない」などに出演した。スクリーンデビュー作である映画「網内人：顔のない殺人者たち」を撮影していた当時も、鎮痛剤を服用しながら情熱を尽くした故人は、去る7月、胃がん闘病の末に残念ながらこの世を去った。

演出を引き受けたシン・ジェホ監督は「優しくて明るい俳優だった。いつも現場の雰囲気を楽しく盛り上げ、確かな演技力でキャラクターを深く研究して分析する姿が印象的だった。カン・ソハという俳優が皆さんの心の中にいつまでも残りますように」と故人を追悼した。

映画「網内人：顔のない殺人者たち」は来る12月7日に韓国の映画館で公開予定だ。