
2025年、グローバルボーイズグループ JO1 が、デビュー5周年を迎えた節目の年に、多彩な活動でその存在感をさらに強固なものとした。海外公演の拡大、初のベストアルバム、そして5周年を象徴する大型イベントまで、彼らの1年はまさに“挑戦”と“深化”の連続だった。
■ 初のワールドツアーで北米へ進出〜国境を越えて広がる熱狂
2月よりスタートした『 JO1 WORLD TOUR 「JO1DER SHOW 2025 “WHEREVER WE ARE”」』は、グループにとって初の本格的な世界ツアーとなった。アジアのみならず、ロサンゼルス、ニューヨークといった北米主要都市での公演は、彼らのステージ力を世界へと示す絶好の機会に。
特に、デビュー記念日の3月4日にニューヨークで開催された公演は、会場を埋め尽くした海外ファンからの熱い声援が鳴り止まず、「JO1を“初めて生で観た”」という新規ファンのポストも相次いだ。SNSには「圧倒的なライブボーカル」「想像以上のステージ」といった絶賛が並び、彼らのパフォーマンスが国境を越えて評価されていることを証明した。
■ ベストアルバム『BE CLASSIC』で5年間の軌跡を再定義
4月には、デビュー5周年を記念した初のベストアルバム『BE CLASSIC』をリリース。ファン投票による選曲や、先行配信されたデビュー曲「Infinity」の新録バージョンなど、JAM(ファン)とともに歩んだ5年間を象徴する内容となった。
発売直後からチャートを席巻し、オリコン・Billboard JAPANの複数部門で1位を獲得。“集大成”でありながら、新たな始まりを思わせるアルバムとして高く評価された。
■念願の東京ドーム単独公演で新たなステージへ
4月20日・21日、初の単独東京ドーム公演『 JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』を開催。2日間で大きな成功を収めた。同公演では、ベストアルバム BE CLASSIC のリリースと連動し、「これまでの歩み」と「今後の挑戦」を体現するステージとして、多くのファンに衝撃と感動を与えた。
この東京ドーム2DAYSは、JO1にとって“国内トップグループ”としての一つの到達点であり、次のステージへの扉を開く大きなチャプターとなった。
■ドキュメンタリー映画第2弾の公開
7月4日には、ドキュメンタリー映画第2弾 『JO1 THE MOVIE『未完成』-Bon Voyage-』を公開。メンバーがこれまで歩んできた道のり、葛藤、夢、そしてファンとの絆…リアルな“今”を映し出した作品として、大きな注目を浴びた。
本作では、7月18日からの“副音声付き上映”といったファンとの新たな楽しみ方も展開され、公開初日満足度ランキング1位を獲得。単なる映像作品に留まらず、「ファンと一緒に完成させるドキュメンタリー」として評価された。
■グローバルフェス&国際展開、多面的な挑戦
8月には世界最大級のKカルチャーフェス『KCON LA 2025』への出演が決定。アメリカの大舞台に立ち、国際ファンとの接点を広げた。
さらに、年末にはアメリカ最大の年末音楽フェスツアー『2025 iHeartRadio Jingle Ball Tour』へ出演。ダラスとLAにおけるパフォーマンスは日本人アーティストとして史上初の快挙となった。
これらの出演によって、JO1は“日本から世界”の道を本格化させ、ワールドワイドなエンターテイナーとしてのポジションを確立し始めた。
国内の成功だけで満足せず、常に世界を見据えている彼らの姿勢が一段と際立った。
■ “5周年祭り”で魅せた圧倒的スケール〜1万5000発の花火と真夏のパフォーマンス
10月には、5周年記念イベント『JO1 5th Anniversary ~祭り~』を東京湾沿いの特設会場で開催。グループとして初となる野外単独ライブは、15,000発を超える花火、縁日エリア、浴衣姿のメンバーなど、まさに“エンタメ×夏祭り”の世界観で実現した。
観客からは「人生で最高の景色」「泣くほど美しいライブだった」「あの日に戻りたい」という余韻の声が続出。ライブに参加できなかったファンからも「配信があるだけで救われた」といった反応が広がり、現地・世界同時ストリーミングが大きな話題を呼んだ。
さらに、このライブの“完全版”が12月にテレビ放送されると発表され、SNSでは「祭りが帰ってくる!」と喜びの声が相次いでいる。
■ メンバーの個人活動も加速〜多彩な表現者としての飛躍
『GMO SONIC 2025』では、川西拓実・河野純喜・與那城奨が出演し、R3HABのステージにサプライズ登場。世界的DJとのコラボパフォーマンスはファンのみならず音楽シーンでも話題を呼び、JO1のアーティスト性をさらに押し広げるものとなった。
また、白岩瑠姫や川西拓実らのドラマ出演、豆原一成が映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』に主演したほか、バラエティ出演、モデル、広告起用、音楽番組、アンバサダーなど、多彩な個人活動も展開。メンバーセルフYouTube企画『PLANJ』でもメンバーそれぞれの個性を自由に表現した発信を続け、グループとしての活動とともに、それぞれのキャリアが確かに広がった一年となった。
■ 【総括】 挑戦と葛藤、そして未来への歩み。ファンとともに歩んだ5周年を越えて
2025年、JO1は文字通り「世界を舞台にするグループ」へと進化を遂げた。東京ドーム、ワールドツアー、グローバルフェス、映画――場所も方法も、表現領域も拡大。しかし同時に、“完成”とは対局の言葉「未完成」をタイトルに掲げた映画が示すように、彼らの旅はまだ途中。夢を追いかける中で感じた葛藤、悩み、そしてファンとの絆――これらを共有することで、JO1はよりリアルで、親密で、人間味あるアーティストへと変化。デビュー以来もっとも輝いた瞬間を次々と更新した1年だった。
一方で、一部メンバーの活動休止や契約終了による再編成というグループとしての大きな試練も味わった。それでも国際舞台での数々の栄誉や多方面での才能の開花は、彼らにとっての2025年が、“世界で戦う覚悟”を世間に見せる1年だったに違いない。
ファンとともに歩んだ5周年を越えて――12月11日には結成6周年を迎えるJO1は、これからも「未完成」の旅を続けるだろう。
2026年にどんなステージを描くのか、その一歩に注目したい。
2025/12/10 17:17 配信
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