男性トロット歌手、過去を告白

トロット(韓国の演歌)歌手のパク・ソジンが、無名時代に経験した骨身に染みて辛かった経験を打ち明けた。

 パク・ソジンは、今月12日に放送されたKBS2TVのバラエティー番組「家事をする男たち2」(以下「家事男2」)に出演し、デビュー後、長い時間を無名歌手として活動し、経験した話を伝えた。

 この日、彼は過去を回想し、「車がなかったので、バッグに服とメイク道具を入れて、バス移動していた。その頃は楽屋もなくて、毎日トイレで堪えていた」と、明かした。

 続けて、「車がなかった頃は、警護員の方が(自分を)歌手なのかも知らず、誰も気にしていなかった」とし、「他の歌手たちは、数百万ウォン(約数十万円)の服を着ているのに、僕はインターネットで2万ウォン(約2000円)のジャケットを買って、市場でラメを買って直接アイロンがけでくっつけて着ていた」と回想した。

 また、観客のいないステージに立たなければならなかった現実も打ち明けた。彼は、「トイレで3~4時間ずつ待機して、そうやって待ってステージに上がっても、客席に観客が誰もいない時が多かった」とし、「寒い時期にそんな状況を経験する時は、本当に悲しかった」と話した。

 さらに、「僕が立つステージもなかった時、自分を知らせる機会がないから、自らの足で走り回った。イベントの垂れ幕を見て電話して、『私、無名歌手なんですが、ステージに上がらせてください、お金はいただかなくても良いので、お願いですからステージに上がらせてほしい』と、数十回悩んで電話をかけた」とし、「実は電話恐怖症だったのだが、断られるかもと怖がりながらも、数回電話をかけた」と明かした。

 これを聞いた実妹のパク・ヒョジョンは、「兄はそのように内気な性格だが、どうやって垂れ幕を見て電話をしたの?」と驚いて、パク・ソジンは「それほどに、人の前で歌うのが好きだった。今も、歌が歌いたくて努力している歌手たちが多いし、僕もまた彼らのようにステージ一つ一つに、最善を尽くさなければならない」と本気を込めて語った。

 パク・ソジンは、2013年にシングルアルバム「夢」でデビューし、MBNのオーディション番組「現役歌王2」で優勝し、「家事男2」を始めとして、多数のバラエティー番組に出演している。

 また彼は、整形費用だけで1億ウォン(約1000万円)以上を使ったとして、顔の人相を見ることができなくなった、と率直に告白して話題を集めたりした。

2025/07/15 20:24 配信
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